裏天神を引っぱる2名のインタビュー|裏天神・奥春吉
【裏天神を知る】
裏天神の名付け親であり『やきとり六三四』含む5店舗を経営する森公秀さんと、街に新たなカルチャーを吹き込む『STEREO』グループ代表の児玉太樹さん。裏天神をよく知る2人の特別インタビュー。
街を活性化するため渡辺通5丁目を裏天神に
渡辺通5丁目付近が裏天神と呼ばれ、テレビや雑誌で特集が組まれるなど注目を浴びている。そんな熱を帯びた裏天神ブームの火付け役とも言えるのが、『やきとり六三四』や『すみ劇場 むさし』を含む5店舗を展開する森公秀さん。何を隠そう、森さんこそが裏天神の名付け親なのだ。

「約12年前、天神に近い穴場だと思ってここ渡辺通5丁目に『やきとり六三四』を開店したのですが、その頃は人通りが少なく道は真っ暗。お客さんは全然来てくれず、暇な日々が続いていました」と時を振り返る森さん。
そんな状況でも「良い接客をして美味しい料理を出せば必ず繁盛する」という信念を持ち、地道な努力を続けることで徐々に客足は伸びていった。
5年前に同じく渡辺通5丁目に古民家を改装した『すみ劇場 むさし坐』を開店するのだが、その頃に裏天神という言葉を使うようになったという。
「今泉や大名という地名は浸透していますが、渡辺通5丁目ってピンと来ませんよね(笑)。この界隈の知名度を上げる方法を考えていた時に、大阪の飲み屋街が”ウラなんば”、と呼ばれて盛り上がっていることを知り、ここは裏天神にしょうと考えついたんですよ」。
それから森さんは店舗のSNSやメディアの取材で裏天神のことを発信し、徐々に裏天神は福岡の街に広まっていくのである。
「今ではこの界隈はすっかり人通りが多くなり飲食店も増え、観光客もたくさん訪れるようになりました。今後は裏天神が福岡の名所になるように、店の前に裏天神のシンボル像を建てるのもいいなと考えているところ。そうしてさらに話題を集めて、裏天神を世界に発信していきたいと思います!」

【裏天神に5店舗の飲食店を展開】
焼き鳥の名店で腕を磨いた森さんが2012年に自身初となる焼き鳥店『やきとり六三四』を開店。同店を皮切りに姉妹店の『やきとり五二六』、焼き鳥と原始焼きの店『すみ劇場むさし坐』、寿司居酒屋『喜多郎寿し』、『すみ劇場むさし坐』の姉妹店『すみ劇場一六八』を続々とオープンさせ、今年10月には焼き肉の店も開店する予定。

やきとり六三四 @yakitori.musashi
やきとり五二六 @yakitori_kojiro
すみ劇場むさし坐 @musasiza
喜多郎寿し @hakata_kitarouzushi
すみ劇場一六八 @iroha_sumigekijyo
ワクワクする仕掛けで裏天神を盛り上げる
『すみ劇場 むさし坐』から春吉方面に向かう路地裏にひしめく飲食店の中で、ひときわ目立つ”給酔所”の大きなのれん。ここは、レモンサワーをメインにさまざまなお酒を堪能できる立ち飲み酒場『BY BLUE STEREO』。
自分でレモンを絞るというエンタメ性やオシャレな雰囲気に惹かれて若い女性も多く足を運び、裏天神に新たなカルチャーや客層を引き込んでいる。

同店のプロデュースに携わったのは、児玉太樹さん。渡辺通5丁目の『STEREO COFFEE』や薬院の『LIVING STEREO』など5店舗を経営している。
『STEREO COFFEE』が開店したのは9年前、まだ裏天神という言葉が生まれる前だった。音楽、コーヒー、アートが融合した新感覚のコーヒースタンドとして注目を集め、これまでになかった客層を呼び込んできた。
「今でこそこの界隈は裏天神として注目され始めていますが、まだまだ下町感が強く残る発展途上の街。逆に言うと伸びしろがある街として、新しいカルチャーを取り入れながら盛り上げていけたらいいなと思います」。

【BY BLUE STEREO】
所/福岡市中央区渡辺通5-5-10 オトフ9632ジハウス1階
電/080-8577-0192
営/17:00~24:00(日曜16:00~23:00)
休/なし
カード/可、QRコード決済/可
[Instagram] @by_blue2020
