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【NEW OPEN】ウラロク(裏六本松)に登場!ジャンさんの好きが詰まったブックカフェ『ノティリュス』

 

まだまだ暑い8月の日、街のおもしろい情報を探すべく、六本松をパトロールしていると、”裏六本松”と書かれた工事中のビルを発見。聞けば、9月下旬にはいろんなテナントが入りオープンするとのことで、なにやらおもしろいことになりそう。(このビルについてはまた次回紹介!)

 

ビルの2階に、一足先に8月からオープンしていたのが、ブックカフェ『ノティリュス』。程よくおしゃれで、程よく小さい。営むのは、フランスのナント出身のジャンさんで、フランスでも本屋をしていたという、日本語も達者なナイスガイ!『ハニー珈琲』で長年働いたということもあり、手慣れた手つきでコーヒーを淹れてくれる。

 

珍しい選書で、”なんだかおもしろい”が見つかる!?

「思っていたより皆さんが本を買ってくれて、今日はちょっと本が少ないです」。本棚には原作がフランス語の本が多く、読み継がれる文学やフランスで人気の漫画、硬派な思想や哲学と、あまり他では見かけない本がラインナップされる。「内容が難しくても、ここの本は、訳がしっかりしたものが多いから、読みやすいんよ~」と常連さん。ここに置いてある本ならきっとおもしろいに違いないと、信頼を寄せているのだとか。

 

「店にあるすべての本を読んでいるわけでないですけど、自分の好きな本ばかりです。哲学の本とか、僕よりももっと詳しい人が来て教えてもらったり。本屋って、好きなものや知識を分け合えったりできるし、つなぐことができる場所だと思います」。ジャンさんの本に対しての熱量は高く、一冊一冊の愛が深いゆえに、まったく興味のなかった本の世界にひきこまれるのもここでの”あるある”。

 

「コーヒーを飲みに来てくれる方も多いのですが、スマホをずっと見ている方も多くて。どうやったら本を手にとってもらうかを考えています。本の近くにQRコードを付けて、うまく誘導させたりといろいろ考え中です」。やりたいことがまだまだたくさんあるジャンさん。フランスの風も吹くローカルなブックカフェは、さらなる進化を遂げていきそうだ!

 

シティ情報Fukuoka 2020年10月号本誌掲載!

掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

Nautilus(ノティリュス)

住所:福岡市中央区谷1-14-2 裏六本松2階
電話番号:なし
営業時間:10:00~19:00 ※月曜12:00~
定休日:日曜
駐車場:なし

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