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街のお医者さんに聞きました vol.1 「いびきについて」『もりや耳鼻咽喉科』守谷先生

朝スッキリと起きられない! しっかり眠ったつもりでも日中眠くてうつらうつら。。。 こういう症状に心当たりありませんか? その原因は「いびき」にあるのかもしれません。今回はいびきの原因や対処法治療法についてお話しします。いびきとは寝ているときに鼻やのどの狭いところの粘膜が振動して発生する音です。大人では4-5人に1人はいびきをかくといわれ、女性よりも男性に多くみられます。

いびきがひどい人の中には、いびきの合間に呼吸がしばらく止まってしまう状態(無呼吸)または息を吸う深さが浅い呼吸状態(低呼吸)を起こします。これらの状態がみられる人で検査して一定の数値以上を超えると「睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。いびきがひどい人また睡眠時無呼吸症候群と診断された人は、日中には「疲れが取れない」「ひどい眠気に襲われる」「会議や商談で集中できず記憶力も悪くなる」などの症状がみられます。夜には「夜中に何度も目が覚める」「よくいやな夢を見る」などの症状がみられます。

【原因は?】
仰向けで寝ていると舌やのどの粘膜がゆるんで落ち込みのどの後ろ壁にすごく近くなるかくっついてしまう状態になります。また心臓と頭が同じ高さになることで鼻の粘膜に血液がたまり鼻の粘膜が腫れ鼻づまりがおこります。このように鼻からのどにかけての通り道が狭くなることがいびきの原因となることがほとんどです。また全身的には肥満の方に多くみられます。

[通常の呼吸。鼻からのどに順調に空気が通ります。]

[いびきのひどい人。空気の流れが妨げられています。]

以前は専門の病院で宿泊をして検査を受けるしか医学的に評価する方法がありませんでしたが、最近は簡単に自宅でできる簡易検査が受けられるようになりました。私達クリニックで治療が開始できる方も多いのですが、かなりの重症が疑われる場合や体重管理など全身治療が必要な場合には専門外来がある病院で診てもらっています。

【対処法・治療法は?】

.毎日の適度な運動と体重管理はとても大切です。

.アルコールを毎日たしなむ人は減らす習慣を検討しましょう。

.寝るときの姿勢を工夫してみましょう。いびきはあお向けに寝ると悪化します。横向きで寝る習慣づけに取り組みましょう。頭を少し高くして眠ることも大切です。適切な枕を検討しましょう。

.鼻づまりを軽くしましょう。鼻づまりはいびきの原因になります。内服薬や点鼻薬を使った治療の他にも耳鼻咽喉科では鼻の粘膜を焼灼する小手術をおこないます。

.くちびるに口閉じテープを貼ってみましょう。私は今まで幾種類か試してみましたが、医療用のサージカルテープが最もしっかりして良いようです。専用の市販品もあります。

.CPAP療法。経鼻的持続陽圧呼吸療法といい現在世界で最も普及している管理法です。保険診療でおこなえます。

.重症の方で適応があれば、のどの形成手術もあります。

.口腔外科の先生にお願いしマウスピースを作成装用してもらう方法もあります。

■□■お話を聞いたのは、こちらの先生■□■

もりや耳鼻咽喉科 院長 守谷啓司先生

日本耳鼻咽喉科専門医、補聴器相談医。福岡市南区生まれ。山口大学医学部卒、山口大学院医学研究科博士課程修了。平成10年10月にもりや耳鼻咽喉科を開院。地域の各医療機関と密に連携して治療にあたっている。ホームページにてブログも更新中。

※ふくおかナビでは、守谷先生から隔月、健康や医療に関するお話を掲載していきます※

もりや耳鼻咽喉科

◇◇◇Hospital Data◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

[診療科目]耳鼻咽喉科

[所]福岡市南区中尾2-3-25 サンライズ恵比寿2階

[☏]092-554-7833

[HP]http://moriya-jibi.com

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