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大野城市「人生に寄り添うおかかえ焙煎士」豆香洞コーヒー・焙煎士 後藤直紀さん

*本記事の取材は緊急事態宣言前に実施されたものになります。宣言解除後のおでかけ先候補としてお楽しみください。

2008年、大野城市白木原に店を開き、2013年にフランスで開催された焙煎士の技術を競う世界大会で優勝🎊以降テレビでも見かけるほどに、その名声が知れ渡った“世界一の焙煎士”後藤直紀さん。そんな彼の本拠地となる焙煎室は、目の前を電車が走る沿線の一角にあります。

「この場所に決める前、福岡市南区から太宰府辺りまで、およそ500軒の物件を回りましたが、条件に合うのはたったの4軒だけでした。白木原はまったく知らない土地でしたが、初めてここに来た時、目の前を西鉄電車が走っていて、その線路脇に近所の方が花壇を作ってて、可愛い花がぽわぽわって咲いてたんです。そんなのどかな雰囲気が気に入ったんです。」

豆香洞コーヒー・焙煎士 後藤直紀さん

 

珈琲豆の焙煎場をつくるには、まずは煙の問題があるそうです。煙突と建物の相性や何より周囲の理解が必要なんだそう…


開業して10年以上が過ぎ、当時はまだ珈琲が飲めなかったという近所の子どもたちも大人に。後藤さんは珈琲を通して、家庭の中に入っていけているという感覚が楽しいのだそうです。珈琲を飲む大人を家の中で見て育った子どもたちも、やがて自分たちが珈琲を飲む番となります。家族の成長の中に後藤さんがつくる珈琲がある。お客様のこと、そのお客様の家族のこと、自分の珈琲を飲んでくれる全ての人の人生に寄り添いながら、それぞれに合った珈琲を作る、それが後藤さんが言うところの“おかかえ焙煎士”たる由縁なのでしょうね!

 

「商売に適した街かどうかは分かりません。でも焙煎士としてやっていくにはベストな場所だと思っています。」

焙煎室を出ると西鉄天神大牟田線の工事中の高架橋が高くそびえていた。最初にこの場所を見つけたのも、奥さまが電車に乗っていて、たまたま見かけたことっがきっかけだといいます。近くでなっている踏切の警報音も今となってはノスタルジックに聞こえてくるそう。後藤さんが、静かで文化が薫るような界隈になってほしいと新しくなるこの沿線に期待をしていました…

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豆香洞コーヒー

[所]大野城市白木原3-3-1

[☏]092-502-5033

[営]11:00~19:00 喫茶~18:00(OS17:30)

※木曜は販売のみ

[休]水曜、第2・第4木曜

【豆香洞コーヒーHP】click

【大野城市公式HP】click

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