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【今月のエンタメ Stage】ギンギラ太陽’s『解体と共に去りぬ』 大塚ムネト&上田裕子に直撃取材!

 

 

役者が“かぶりモノ”を着け、建築物や乗り物などを擬人化しながら街を描く芝居を繰り広げてきた『ギンギラ太陽’s』。最新作は、”天神ビッグ・バン“が進む天神を舞台に、いよいよ3月末で閉店となる”人気乙女ビルの天神コア“をヒロインに据えた物語。閉店バーゲンは?仲良しエルガーラ、パルコとの関係性は?主宰で作・演出・かぶりモノ造形・宣伝美術を務める大塚ムネトと、天神コア役の上田裕子を直撃取材した。

 

 

―今回、天神コアをヒロインに選んだ理由は?

大塚:やはり今年の天神の話題といえば、ビブレに続いて天神コアの閉店ですから、ギンギラが取り上げないわけにはいけません。閉店となると悲しい話になるのを想像されがちですが、決してコアが赤字などのマイナスな要素があって閉店するのではなく、新しい天神のシンボルになるためのビル解体。なので、ギンギラらしく笑顔で盛大に見送ります。そういえばコアの関係者も、“明るい閉店”を目指しますと話していました。

 

 

―大塚さん自身、天神コアの思い出はありますか?

大塚:コアの開業に続いて天神地下街もでき、さらに《シティ情報ふくおか》の創刊(笑)と、幼心ながら“街が動いた”と感じました。その中でも6階の紀伊國屋書店は衝撃でしたね。何せワンフロア全部が本屋さん。本好きとしてはたまりませんでした(笑)。紀伊國屋さんのおかげで、本をたくさん読むことができ、現在の仕事にもつながったと思います。

 

 

―ヒロインの天神コアを演じるお気持ちは?

上田:長年演じてきて、まるで自分の分身みたいな存在なので、閉店は寂しさいっぱいです。けれども舞台では、コアが皆さんの思い出に残るようにパッと明るく演じるので、ご期待ください。

 

 

今回、大塚は大正時代、現在の天神ビルの場所に実在した時計台役とのこと。きっと、過去~現在と、面白おかしく天神の街を案内してくれるだろう。

 

 

PROFILE

 

*大塚ムネト*

福岡市出身。‘97年よりギンギラ太陽’sの主宰。作・演出・かぶりモノ造形・出演・宣伝美術まで担う。「地元にこだわった地産地消の物語」をコンセプトに活動中。平成19年度福岡県文化賞、平成22年度福岡市民文化活動功労賞を受賞。

 

 

*上田裕子*

長崎県佐世保市出身。’94年よりギンギラ太陽’sの活動をスタート。途中『大分つかこうへい劇団』でも活動。ギンギラ太陽’sをはじめ、博多座・市民檜舞台の月『川上音二郎・貞奴物語』をはじめとした舞台を中心に、TVドラマ、CMなどにも出演。

 

 


チケット発売中

ギンギラ太陽’s「解体と共に去りぬ」公演順延のお知らせ

3/20(金)19:00 ⇒ 5/5(火・祝)19:00
3/21(土)13:00 ⇒ 5/6(水・休)13:00
3/21(土)18:00 ⇒ 5/6(水・休)18:00
3/22(日)13:00 ⇒ 5/7(木)13:00
3/23(月)14:00 ⇒ 5/8(金)14:00
3/23(月)19:00 ⇒ 5/8(金)19:00

会場:西鉄ホール
料金:全席指定4000
※未就学児入場不可
<作・演>【かぶりモノ造形】大塚ムネト
<出>大塚ムネト、上田裕子、杉山英美
宗真樹子(劇団きらら)、福澤究
大城真和(Aプロ)、松尾佳苗/
山口泰弘、内山侑香(以上劇団ショーマンシップ)
<問>ピクニックチケットセンター
050-3539-8330
(平日11:00~17:00)


*本記事は
「シティ情報ふくおか2020年3月号」より抜粋して掲載しています。
https://www.fukuoka-navi.jp/48331

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