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博多座2020年2月公演
スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』
2月4日(火)~25日(火)開催!

 

博多座2020年2月公演

スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』

2月4日(火)~25日(火)開催!

 

 

’16年に上演された『ワンピース』に続き、

スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)の最新作が博多座に登場!

 

『オグリ』は、哲学者・梅原猛と市川猿翁のタッグで

’91年に初演されたスーパー歌舞伎の伝説的な作品。

今回はスーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)としてさらにスケールアップし、

生まれ変わった『新版 オグリ』。

 

市川猿之助が”歓喜”をテーマに現代的な世界観で再構築し、

中村隼人と交互出演で主人公のオグリを演じる。その意気込みを二人が語った。

 

 

 

―映像を使った演出、客席左右同時の宙乗り、本水での大立廻り、

客席を巻き込んだ“歓喜の舞”など、見どころが満載です。

 

市川猿之助(以下、猿之助):約30年前、伯父(猿翁)の時代にできなかった

巨大な映像を使った演出が、LEDパネルやブロジェクションマッビングで

今の時代だから実現できました。ただ、歌舞伎ならではのアナログと、

現代的なハイテクのバランスは考えましたね。

エンターテインメントとして何も考えずに観ても楽しめる作品になっていますが、

一番お伝えしたいのは「幸せとは何か」ということ。

地獄もこの世にあり、天国もこの世にある中で真の歓喜を追求していく。

観た方が「今の生き方でいいのか」と考えるきっかけになるとうれしいですね。

 

中村隼人(以下、隼人):僕自身もこの作品を通して考え方が変わりました。

自分自身の喜びを見つけることだけでなく、

誰かに喜びや歓喜を与えられる人生を送れているか。

本当、日々成長させてもらっていると感じます。

 

 

―オグリと遊行上人を交互で演じられるのも楽しみです。

 

猿之助:(隼人は)飛ぶ鳥を落とす勢いの若さがあり、

等身大で役と重なった魅力が清々しいですね。

 

隼人:猿之助兄さんのオグリは、みんなが付いていきたくなる

リーダーシップの強さがあります。それは考え方が違う人も変えてしまうような。

また、餓鬼病(がきやみ)になってから滲み出る絶望感やおどろおどろしさは、

猿之助兄さんの人生経験から出てくるものでしょう。

僕もそういった空気感をもっと出せるように、

猿之助兄さんに少しでも近づけるようにという気持ちでやっています。

 

猿之助:僕と隼人のオグリでは、ヒロインの照手姫との関係性も

見え方が違っていて、おもしろいと思いますよ。

 

 

―博多座公演を前にひと言!

 

猿之助:東京で2カ月上演して見えてきたものを反映し、

博多座では作品の魅力をさらに凝縮したものをお見せできるでしょう。

 

隼人:博多座は舞台機構が非常に良く、スーパー歌舞伎との相性も抜群。

『ワンピース』の時のように、たくさんの方に楽しんでいただきたいです。

 

 

 

市川猿之助「“凝縮したもの”をお見せします」

Profile/’75年東京都出身。市川段四郎の長男。’83年歌舞伎座で二代目市川亀治郎を名のり初舞台。’12年四代目市川猿之助を襲名以降、’14年にスーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)を始動し、第二作『ワンピース』は初演動員数20万人の大ヒットを記録した。他ジャンルの舞台・映像出演も多数。

 

 

中村隼人「日々成長させてもらっている作品です」

Profile/’93年東京都出身。中村錦之助の長男。’02年歌舞伎座にて初代中村隼人を名のり初舞台。スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』、新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』で一躍注目を集める。舞台以外にも活躍の場を広げ、NHK土曜時代ドラマ『大富豪同心』では主役に抜擢された。

 

 

Story

オグリ(猿之助、隼人)と彼を慕う若者たちによる『小栗党』は、歓喜を追い求め心のままに生きていた。ある日、オグリは豪族・横山家の娘・照手姫と出会い、惹かれ合った二人は愛を誓う。しかし、オグリは殺され、照手姫は川に流されてしまう。地獄に落ちたオグリは、閻魔大王の手で、不治の病に侵された餓鬼病にされ、遊行上人(猿之助、隼人)に導かれて再び生きることに。一方の照手姫も名前を変えて生きていたが…。

 

 

Data

チケット発売中

2020年2月4日(火)~25日(火)

会場:博多座

料金:A席18000/特B席14000 B席10000/C席6000

チケットびあ/ローソンチケット/e+

※全席指定、未就学児入場不可

原作:梅原猛 脚本:横内謙介

演出:市川猿之助、杉原邦生

スーパーバイザー:市川猿翁

出演:市川猿之助、中村隼人 ほか

問合せ:博多座電話予約センター

電話:092-263-5555(10:00~18:00)

 

 

【お詫びと訂正】

現在発売中のシティ情報ふくおか2月号の1ページに掲載しています『市川猿之助・中村隼人インタビュー』の告知ページ数が間違っていました。正しくはP118です。ここに訂正し、お詫び申し上げます。

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