【地元の人に愛されるお店】スペインの空気を再現する　平尾『バルババ』

2020年01月22日 公開

「開放的で明るく陽気なスペインの空気を感じてもらえると嬉しいですね」

そう話すのは、中央区平尾にあるスペイン料理『バルババ』のオーナーシェフ。

毎年スペインを訪れては、友人がいるレストランで働きながら

現地の味を学び、街の雰囲気を肌で感じてくるという。

オーナーシェフは春吉の和食居酒屋『久岡家』の出身で、

随所に和食の技術を取り入れているのが『バルババ』流。

ブイヨンに昆布とカツオ節でとったダシを合わせたり、

ほかの料理でも醤油や味噌を隠し味に使ったりしている。

重層的な味わい深さは本場を凌ぐほど。

『魚介のパエージャ』は、オマールエビ、カニ、白身魚など、

和食の技術でダシを引いたブイヨンの旨味がしみ込んでいる。

さらに、パエージャの米はインディカ米ではなく、

朝倉産の高級寿司米「君不知」を使うのがこだわり。

イワシを旬のサンマでアレンジした『サンマのコンフィと新じゃが芋のタパス』

自然派ワインの品揃えも豊富で、手軽なタパスも充実している。

また、イカスミと生ハム入りの2種類があり、

組み合わせが自由に選べる『クリームコロッケ』（400円）もおすすめ。

看板メニューのパエージャを囲んで盛り上がるのはもちろん、

カウンター席で1人のんびりワインとタパスを堪能するのもおすすめ。

スペインの空気を再現した空間で、思いのままの夜を楽しんで。