【ふくおかさん家のうまかもん】『落花生』大きくて甘い! 流通量が少なく 貴重な国産品 ~Produce of Fukuoka City~
“福岡市内産”食材の競演
福岡市内で採れた食材を使い、それぞれの特色を生かして名店のシェフたちが腕を振るう。
家庭料理とはひと味違ったプロの技を堪能しよう!

『にこっと落花生』
としてブランド化

福岡市西区今宿にある叶岳の麓、住宅地と共に田んぼや畑が広がる青木地区。今回は落花生農家・吉積元樹さんの圃場を料理人の方々と共に訪れた。一般的に、殻を剥いた落花生は「ピーナッツ」と呼ばれ、多くの外国産が流通している。そのような中、吉積さんは、誇りを持って栽培する逸品に『にこっと落花生』と名付け、ブランド化を目指す。
栽培品種は『おおまさり』で、収穫時期は9月後半から11月半ばまで。焙煎ではなく、塩茹でして食べるために品種改良された大粒の落花生だという。栽培時の株の間隔は30cmが標準だが、吉積さんの圃場は80~100cmと広い。「間隔が広いと栽培できる株数は減りますが、1株に大きな実がたくさん成ります。収穫体験も行っており大きな落花生は喜んでもらえます」と吉積さん。

『にこっと落花生』は、栽培期間中に農薬や除草剤を使わず、化学肥料を減らして栽培している。

食べ方の可能性を広げて
落花生をもっと食卓へ
朝に収穫したばかりの落花生の塩茹でを試食した料理人は、「未熟なものはみずみずしくてやわらかく、薄皮ごと料理に使えそう」「熟したものはとても甘みが強い」と熟し具合によって異なる食感や味わいに驚いていた。

吉積さんから料理のアイデアを求められた料理人は、それぞれ考案した料理を披露。『なかむた』の中牟田太仁さんと『膾炙(かいしゃ)』の伊藤保将さんは、塩茹でした落花生を粗く刻んだものに、練りゴマや濃口醤油などを加えて混ぜ、鶏肉と合わせた。

一方、『鴻臚(こうろ)』の川村賢一さんは生の落花生を油でじっくり揚げ、水分を抜いて甘さを凝縮。再結晶化させた砂糖をまとわせ、山椒・シナモン・唐辛子をまぶして甘さとスパイシーさのアクセントをプラス。
どちらも落花生の味わいや食感が生かされており、落花生には料理やお菓子など幅広く使える可能性がある。家庭でも気軽に取り入れてみてほしい。

落花生農家
吉積 元樹さん
元々はナス農家だったが、知人から落花生の栽培相談を受けたことをきっかけに、2021(令和3)年から本格的に落花生の栽培を始める
Instagram:@nikottorakkasei
◆Instagramでも生産者さんや飲食店の情報をお届けしています!
うまかもん @umakamon_fukuokacity
