【What’s Up!?】今年の夏も存分に楽しみましょう!五感を満たすニュー・スポット続々![2/2]
時を忘れる癒しの時間を「元下宿」で
味・空間・会話…すべてを楽しむ台湾茶の世界

赤レンガ造りの塀と、どっしりとした瓦屋根の玄関が目を引く外観。以前まで九州大学に通う学生向けの下宿として利用されていたこの建物は、「元下宿」という背景を持っている。’25年6月には1階部分のリノベーションを経て、中国・台湾茶の専門店『茶場原田』がオープンした。

店主の原田謙剛さんは、主に箱崎で4つの飲食店などを手掛ける、エリアのキーパーソンだ。味や香りと共に空間美や所作を堪能できる台湾茶の世界にすっかり魅了され、師匠の元で知識や技術を深めた原田さん。
「日本の茶道ほど型がないので、ゆっくりと対話をしながら楽しめるのも台湾茶の魅力のひとつ。お茶屋さんというよりは、人間味のある店を作りたくてこの店を開きました」と話す。

ひとつの茶葉から8~9煎は飲める台湾茶を、アンビエント・ミュージック(環境音楽)が心地よく流れる古民家で、じっくり堪能する時間といったら…。忙しない日常を忘れる、癒しのひと時だ。

茶葉は原田さんが産地まで赴いて厳選したもので、そのルーツや特徴を聞きながら飲むお茶はなおさら美味しい。使用する茶器も美しく繊細で、中にはお宝と呼ぶにふさわしい骨董品まであるというから驚く。

味や器の本格感と、原田さんが醸すフランクな雰囲気のギャップこそ、この店の面白いところ。そんな『茶場原田』、実は夜になるとテクノミュージックが流れる飲みの場『SPITAL』へと姿を変えるのだが…こちらの紹介はまたいずれ。

素材にこだわった素朴な味わいが人気
姪の浜発のスコーンが博多の新名物に!

姪の浜で人気のスコーンとチャイの店『オオカミの口』が、博多駅内のいっぴん通りに7月1日オープン。夫婦二人で丁寧に続けてきた店が、仲間を増やし新たな景色へと踏み出した。「創業して25年これまでの人との繋がりや喜んでもらいたいという思いから、やってみようという気持ちになって。新しい博多土産になってもらえたらうれしい」と吉浦さん。

博多店では、ロゴの女の子に合わせた赤いベレー帽や、箱崎縞を取り入れたオリジナルユニフォームでお出迎え。店舗什器には日田杉を使い、木の温もりがあふれる空間に。プロデュースはSPUMONIの有吉氏、デザイン協力にパンと玉ねぎ、他にもキタカゼパンチ、山とデザイン室などさまざまなクリエイターが店舗デザインに関わった。

スコーンは6種類ほどの展開だが、少しずつ増やしていく予定。「流れに任せて、でも丁寧に」そんな吉浦さんの姿勢が、スコーンの美味しさと空間づくりに表れている。これからの博多の新しい手土産にスコーンをどうぞ。
「ラーメン登竜門2024」で第3位入賞!
個性を放つ味噌ラーメンの専門店
福島県・白河の銘店『とら食堂』で修業し、六本松で『とら食堂 福岡分店』を営む和田響さんが満を持して手掛ける味噌ラーメンの新潮流『あお井』。

『新横浜ラーメン博物館』で開催された「ラーメン登竜門2024」で、見事3位に入賞したというこの味噌ラーメンは、店内で炊き上げる豚骨スープをベースに、九州の白味噌と赤味噌をブレンドした一杯。わずかにちぢれの入った、太めの平麺に絡むスープのとろみは、すり潰した大豆を使用したもの。郷土料理「呉汁」から着想を得たという工夫により、まろやかな口当たりに。

二大看板メニューは、背脂を加え優しい後味に仕上げた「味噌』( 890円)と、自家製ラー油でピリリと辛味を効かせた『辛味噌』(950円)。スープに馴染むウデ肉のチャーシューとシャキシャキの水菜、糸唐辛子がのるシンプルなトッピングも潔い。スープの濃度や味噌の割合など、さらなる高みを目指して調整を続ける和田さんは、「福岡にも味噌ラーメン文化を広めたい」と意気込んだ。


『茶場原田』
[所] 福岡市東区箱崎2-14-32 1階
[電] 070-2614-6239
[営] 12:00~17:00(8月以降は変更あり)
[休] 火~木曜
[席] 27席
[駐] なし
カード/可、QRコード決済可
[Instagram] @chaba_harada
『オオカミの口 HAKATA』
[所] 福岡市博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ1階 いっぴん通り
[電] 090-4992-8300
[営] 8:00~20:00
[休] 施設に準ずる
[駐] 提携あり
カード/可、QRコード決済可
[Instagram] @cafe.chai.scone
『味噌ら一めん あお井』
[所] 福岡市城南区松山2-33-12
[電] 092-801-7788
[営] 11:00~21:00
[休] なし
[席] 33席
[駐] なし
カード/不可(現金のみ)

