泊まれる蕎麦屋こと、宿泊施設付きの蕎麦屋『きふね』
蕎麦、宿泊、アウトドア、そして。パン
きふね
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10年以上誰も住んでいなかった築150年の古民家が、”泊まれる蕎麦屋“として生まれ変わったのは約8年前のこと。BBQスタイルの夕食に、朝食はかまどの炊き立てご飯が食べられるなど、新たな価値を創出して再生したのだ。もちろん、蕎麦もしっかり本格派。大丸などの大手百貨店でも腕を振るってきた蕎麦打ち歴40数年の職人・熊本康幸さんが生み出す蕎麦は、喉越しのいい十割蕎麦。「現在は宮崎産、青森産、秋田産の蕎麦粉をブレンドしていますが、決まった量の水を決まった量の粉に入れる水加減は今でも難しい。蕎麦には『木鉢が3年、のしが3カ月、包丁が3日』という言葉がありますが、結局は手の感覚に頼りますね。あと何よりうきはの水がいい。雑味がない天然地下水ですから」と、熊本さん。蕎麦の出汁は鹿児島県枕崎産の本枯れ節と日田の醤油をブレンドしており、九州の素材を活かして蕎麦の風味を引き立たせている。
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他に、近年の大きなトピックと言えば同じ敷地内に四年4月にオープンした『そらいろ』だ。『きふね』の代表・鍋島崇暢さんの妻・紀久実さんが営むベーカリーで、そのパンは「子どもたちに20年間焼き続けてきたもの」だという。「昔から私はパンが好きで、パン教室に通ってパン作りをイチから学んでいました。子どもたちには食べさせてきたパンをお店としてずっと販売してみたかったのですが、『きふね』のオ—プン以降は店が予想以上に忙しくなり、私もデザートの調理などに追われて…。それで、夫とも相談してやっとできたのが『そらいろ』なんです。店名は次男の名前から、ですね」と、紀久実さんは朗らかに話す。パンのラインナップは平日が8~10種類、週末は12~15種類がそれぞれ10個ずつと限定的。ハード系はなくどれもソフトな仕上がりで、『きふね』の蕎麦粉を使用した『蕎麦パン』など”ならでは“なひと品も。県外客も多いので、『きふね』と一緒に訪れる際は蕎麦の前にチェックしてパンを確保しておきたい。広々とした敷地はキャンプやグランピングも可能で、蕎麦やパンの食事だけではない、半日遊べてしまうエンタメ性を兼ね備えている。日常の中で味わえる特別感は、きっと心に深く刻み込まれるはずだ。
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宿泊は1日1組限定。1棟貸し切りの2食付き一泊二日で大人1名1万9500円~。客室の窓から見える自然は、まるで生きた絵画作品のよう。四季折々の作品を楽しもう
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