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九州三大麺どころで食す手打ち麺|小林製麺 麵屋こばやし

 

 

まろやかですーっと身体に染み込むようなうきはの天然水。昆布、カツオ、サバ、イワシの節で出汁を引き、塩は追加しないやさしい味に舞茸の天ぷらのコクと旨味が染み出た「舞茸うどん」(550円)

 

うきは産トマト〈桃太郎〉と福岡県産〈ラー麦〉の美味しいコラボレーション「とまとラーメン」(660円)。粉チーズと黒コショウは好みでどうぞ

 

豊富な水を湛える筑後川と、ミネラル豊富な地下水に恵まれたうきは。小麦の栽培も盛んで水車を利用した粉挽きにより、製麺業が栄え、長崎県島原、佐賀県神崎と並び「九州の三大麺どころ」と称されている。主に素麺の生産が多い長崎・佐賀と比べ、素麺はもちろん、うどんや冷や麦、ラーメンなどバラエティ豊かな麺を生産しているのがうきはだ。明治時代創業の『小林製麺』の麺が食べられるのが、『麺屋こばやし』だ。現在は製麺業は廃業し、かつての素麺用倉庫をステキにリノベーション。高い天井でシックな落ち着いた雰囲気は、「美味しい麺を食べさせてくれるに違いない」という安心感に満ちている。現在は手打ちと機械打ちの自家製のうどんの提供が主で、小林稔男さん、雅子さん夫妻が2人で切り盛り、売り切れ次第終了だ。麺のそのものの美味しさを味わえるよう、ぶっかけや釜玉、「あつ」「ひや」もメニューに並ぶ。淡い水彩画のメニューが魅力的で迷うが、昆布とカツオ、サバ、イワシの節の天然だしスープも魅力的…!うどんそれぞれの食べ方に合わせた茄で具合で提供するので、茄で置きなし。15分ほど待つけれど、その美味しさに、別のメニューも食べてみたいと再訪を誓わずにはいられない!ここで異彩を放つのが『トマトらーめん』だが、これがひそかな人気商品だ。にじ農協のブランドトマト〈桃太郎トマト〉を売り出す際に、規格外のトマトを破棄せずに利用できる商品開発を相談された小林さんがスープを研究し、商品化。生で食べて美味しいブランドトマトだが、大きさや形などで販売できない規格外を使用する。鶏出汁にトマトの旨味がプラスされ、軽やかな美味しさだ。このスープを最後まで楽しむために、ご飯とチーズを入れるとリゾット風になり、これがまた美味! TV番組「マッコの知らない世界」で紹介されるや、注文が殺到。一時生産がストップする事態にもなったが、今は順調に生産体制が組まれ、JAの「JAタウン」をはじめ、ネットでも購人できる。乾麺には福岡のラーメン専用小麦〈ラー麦〉を使い、地産地消かつフードロスも防ぐ。歴史ある製麺業とうきはが誇る新しいブランドトマトが結びついた名物。この品質の高さと満足度は、原材料の美味しさももちろんだが、プロデュースセンスのなせる技だ。店内で持ち帰り用の乾麺・スープセットも販売。そうか、水汲み用の容器を持参してうきはの水を汲んで帰れば家でも再現できるのか!週末は行列のできる人気店なので午前中がねらい目だ。

 

 

㊧やさしいライトと木のぬくもり、時が醸す味がある店内。窓辺などあちこちに飾られたヤチコダルマは雅子さんのお気に入り
㊨お冷やはセルフサービス。まろやかで体にすーっと馴染む美味しい水で、まずひと心地

 

「とまとラーメン」の他、「あごだし醤油ラーメン』『ゆず胡椒とんこつラーメン』(2食入り各600円)も販売

 

 

 

小林製麺 麵屋こばやし

所在地:うきは市浮羽町古川962
TEL:0943-77-2249
営業時間:11:00~15:00
定休日:月・火曜休み
席:16席
🅿:あり
カード/不可、PayPay可
instagram:menyakobayashi

 

 


 

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