【フォトジェニックなパンさんぽ】筑後市
「フォトジェニックなパンさんぽ」
昨年サイトオープンしたちくご「パンさんぽ」
筑後エリアは県内屈指の人気パン屋があつまる激戦区。
昨年はエリアのパン屋+市町村の魅力を発信!
今年は筑後15市町村のパン屋とフォトスポットを
パンさんぽ編集部が取材し皆様にお届けします!
<筑後市編>
JR羽犬塚駅の西側すぐにある『麦工房 NANAKURA』。扉を開けると、50種類ほどのパンがずらり。パンは10時頃が一番多く並ぶそうだが、徐々に焼きあがっていくので、10時にはまだ並んでいない種類のパンもあるようだ。

食パン、バゲット、惣菜パン、菓子パンと多種多様なパンが並んでいるが、こちらの大きな特徴は大麦粉を使ったパンが何種類もあること。

大麦はビールやウイスキーの原料として知られているが、大麦粉はあまり流通しておらず、パンの材料として使われることも多くはない。『麦工房 NANAKURA』は、開店当初から大麦粉の良さを伝えようと大麦粉を使うパンづくりを手がけている。



どんな特徴があるのだろう?「吸水率が高かったり、(パンの食感や形状をつくる)グルテン形成がないので、とても扱いにくい粉ですね。でも、風味がよくなるしもちもちとした食感になるんです。水溶性の食物繊維が多くて身体にもいいんですよ。割合を多くしすぎると重たい感じになってしまうこともあるので、配合のいい割合を見つけるに苦労しましたし、作り方も通常のパンとは少し変えています」と店主・末吉良多さん。


お店の人気NO.1は『大麦の明太フランス』。オリジナルの明太バターの風味がもっちりした生地とよく合う。大麦粉の味わいをストレートに楽しめるのは『NANAKURAバゲット』(250円)。大麦粉が粉全体の3割で、長時間発酵製法により大麦粉本来の味を引き出している。その他にも、焙煎大麦粉使用の『大麦の塩パン』(90円)、大麦粉を使ったドーナツなども人気だ。

フレンチの料理人だった末吉さんは、その後にパンの道へ。「朝は苦手なんですよ(笑)」と言いつつ毎日早朝からパン作りに汗を流す。スタッフに手伝ってもらう部分もあるが、生地づくりから焼き上げまで、基本的にパン作りは一人でやっているとのこと。

「すべてに目が届いているので、気温や湿度など日々の変化にも対応することができます。生地の状態を見て焼く温度や時間を調整することができますからね。こんなことやったら無駄かななどと思わずに美味しいパンのためならなんでもやりたいし、いろんなことをやっているから飽きないですね。パン作りが好きなんです!! いつも目指しているのは『毎日食べられるパン』。値段もできるだけ抑えていますが、材料をけちっていることもないですから(笑)、都市部のパン屋さんにも負けていないですよ(笑)」。
店頭での撮影でステキな笑顔を見せてくれた末吉さん。そのやさしい雰囲気が、すべてのパンに宿っているようだ。
パンさんぽ編集部が
オススメするフォトスポットをご紹介📷
筑後市の中心駅や、八女地区の玄関口としての役割を果たす『羽犬塚(はいぬづか)駅』という駅がある。ちょっと変わったこの駅名は、筑後市に約400年前から伝わる“羽の生えた犬・羽犬(はいぬ)の伝説”に由来することをご存知だろうか

その昔、この地に人や家畜を襲い、住民から恐れられていた羽の生えたどう猛な犬がいたそう。ところが天下統一を目指す豊臣秀吉が九州遠征をした際に、この羽犬によって行く手を阻まれ、大軍を繰り出してやっとの思いで退治した。
秀吉は羽犬の賢さと強さに感心し、塚を作って丁寧に埋葬したと伝えられる。

もう一つの説もあり、九州遠征に出た秀吉は羽が生えたように跳び回る犬をつれ、大変可愛がっていたそう。しかし犬はこの地で病により死んでしまい、秀吉が弔うために塚を作って葬ったとされている。

この羽犬は市民に大切にされ、市内には羽犬をモデルにした彫像が4体点在。それぞれに形や表情が異なるので、ぜひ巡って写真に収めてみよう!
『麦工房 NANAKURA』
[所]筑後市和泉173‐10
[電]0942‐51‐7050
[営]9:00〜17:00
[休]水曜
[P]なし
『羽犬の像』
[所]筑後市山ノ井178-3(羽犬塚駅前)ほか、市内4箇所