大川・柳川で根強い人気の地醤油蔵を訪ねて|大川醤油協業組合
大川・柳川で根強い人気の地醤油蔵を訪ねて
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だいわしょうゆ×福岡有明のり
福岡の美味しい地魚料理を紹介する料理研究家・佐藤彰子先生と
県内各地の醤油蔵を訪ねる旅企画。
今回は、筑後川河口の街・大川市で、長年「だいわしょうゆ」の名で
地域の味を守ってきた醤油蔵「大川醤油協業組合』を紹介しよう。
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筑後川の最下流にある大川市大野島にやってきた。大昔にできた巨大な中洲で、江戸時代に開墾され、今でもそこかしこに農地が広がる長閑な風景の中、今回訪問する『大川醤油協業組合』はある。工場建物は一見して倉庫のようで、知らなければ通りすぎてしまうかもしれない。でも近所の人は勝手知ったる…で、遠慮なく重い扉をこじ開けて醤油を買いに訪れる。「うちはずっとここの醤油しか使っとらん」。顔見知らぬ私たちに、そう言い残して大きなペットボトルを抱えて帰って行かれた。おそらく福岡県内に多い、地域に密着した醤油蔵ならば、こうした光景は日常茶飯事だろう。小規模だからこそ客との距離も近く「もっと甘かとのない?」「煮付けにいいのない?」と直接の声を聞き、客の好みを肌で感じ、それが商品開発につながってきたのだ。その積み重ねこそが、福岡県内に100軒近くも残っている醤油蔵の強みなのかもしれない。
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㊧自転車で醤油を買いに来たご近所さん。大川を離れた家族に醤油を送るために買いに来る人も㊨『福岡県醤油醸造協同組合』から仕入れる生揚げ醤油を原料に85℃に火入れして『だいわしょうゆ』を仕上げる。
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九州の醤油はひとえに甘いと言われるが、理事長・川野浩史さんは言う。「たとえば鹿児島の醤油はシンプルに甘く、でも宮崎のは深みのあるような甘さ。福岡はそこまで甘くないものの、各社とも微妙に甘味、塩味、旨味のバランスが違います。弊社が「福岡しょうゆ屋総選挙」で最優秀をいただいたのは、ちょうどその時代のお客さんが好むバランスだったからだと思います」。2019年、2020年の2年連続で『大川醤油協業組合』が作る「だいわしょうゆ銀杏」が最優秀賞を受賞。審査員は一般来場者で、年代によって欲する甘さも違うだろう。同じ甘いにしても後味に残る甘味や塩味など、バランスにより印象は大きく異なる。醤油はどれも同じと思いがち。だけど食べ比べてみればきっと自分好みの醤油があるはず。福岡の醤油もそれぞれの士地で好まれる味を追い求め続けて今の味がある。いろんな地域の醤油をぜひとも試してほしい。
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『大川醤油協業組合』が造る醤油ブランド『だいわしょうゆ(大和醤油)』。左から『福岡しょうゆ屋総選挙』で最優秀受賞の『銀杏』(1ℓ/580円)、人気No.1、甘めの醤油『はまゆう』(1ℓ/550円)、刺身醤油でも使える濃いめの『本印』(1ℓ/620円)

【☎】0944-88-0459
【営】8:00~17:00
【休】土・日祝日
【交】西鉄天神大牟田線『八丁牟田』駅より車で20分
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