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【フクオカ・メイド Vol.9】天然樟脳製造所/内野樟脳

【連載企画】フクオカ・メイド vol.9

フクオカ・メイドのモノに注目し、その現場を訪ねる企画。今回は江戸時代に創業し、変わらぬ製法を守り抜く『内野樟脳』の工場に伺いました。クスノキが生む樟脳の清らかな香りは自然からの贈り物。ちょっとリフレッシュしたいとき、樟脳アロマの香りで癒されてみませんか。

 

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日本に残る最古の「樟脳工場」があると知り訪ねた、みやま市の『内野樟脳』。その工場は、驚くほどに素敵な香りで満ちていました。森林の中にいるかのごとく爽やかで心地よく、それでいてどこか懐かしい…。滞在中、「癒される〜」と呟きながら、何度深呼吸をしたことでしょう。

クスノキの成分を抽出・結晶化して作る「天然樟脳」は、衣類の虫よけや芳香剤として古くから使用されていました。しかし石油化学製品の登場で徐々に衰退し、天然品の国内生産は『内野樟脳』のみとなってしまった時期も。「記録がないので正確な年数はわからないのですが、創業は江戸時代だと聞いています」。そう話す5代目樟脳師・内野和代さんは、およそ150年間変わらない製法を守り、さらにその技術や知識を教え伝える役割を担っています。「樟脳作りの手順自体は単純ですが、要になるのはやはり感覚。クスノキそのものの香りに始まり、香りに終わるのが樟脳ですから」。

製法は「水蒸気蒸留法」と呼ばれ、工程はおよそ18に及びます。九州一円で育ったクスノキを使用し、削り出したチップを高圧で蒸して、その水蒸気を冷却することで出来る結晶を脱水・脱油。そうしてできる純度の高い樟脳は”6トンのクスノキからわずか25㎏ほど”と、とても貴重です。

九州一円から集められたクスノキ
丸太を円盤型のカッターに押し当て、チップにする作業

甑(蒸し器)にチップを入れ、杵で突き固める作業。その後、竈の火で蒸留し、蒸す
蒸留済みのチップは燃料として再利用
甑から発生する水蒸気を冷やす冷却槽
水と油を分離させ、できた結晶をすくい上げる

「濃い香りがするクスノキでも、取れる樟脳は案外少なかったりする。やってみないとわからないことが多いですから、マニュアルはありません」と内野さん。また工程の途中で抽出される『樟脳オイル』は、アロマオイルとして活用されます。天然クスノキ1 0 0%の和製精油の香りは感動モノなので、ぜひ一度試してみて。全国にファンの多い『内野樟脳』の製品は販売元に電話・メールで注文可能です。手間と時間をかけるがゆえに生まれる天然樟脳なので受取りに少々時間がかかる場合もありますが、クスノキからの贈り物が届くのを心待ちにする、その時間もまた素敵です。

集めた結晶を圧搾する機械
結晶から搾られた天然の樟脳アロマオイル

天然樟脳 12包入り 1980円
樟脳オイル 5ml 1540円  10ml 2640円

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内野樟脳
所:みやま市瀬高町長田1863-1
http://www.uchino-camphor.jp/
natural_camphor.html
●販売元/有限会社アイアイティセンター
商品の注文はメールまたは電話にて
✉:info@uchino-camphor.jp
☏:0120-678-337

●主な取り扱い先

『B・B・B POTTERS 』
所:福岡市中央区薬院1-8-81-2階

『うなぎの寝床 アクロス福岡店』
所:福岡市中央区天神1-1-1アクロス福岡
1階 匠ギャラリー内 他
※在庫状況などについては各店舗に問合せを

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