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【美味本magazine2024】旬の味覚に五感が震える一期一会の美食がここに|魚と肴 にし山

博多区中洲 | 本格海鮮料理

魚と肴 にし山

『にし山』名物の『あらコース』(1万6500円〜)。前菜、椀もの、お造り、炊きもの、煮物、ご飯など充実の内容。調味料から全て江口さんの手作り

 

 

旬の味覚に五感が震える
一期一会の美食がここに

 

中洲の中心街、賑やかな通りに現れる風情のある店構え。扉を開くとカウンター8席のみの上質な空間が温かく出迎えてくれ、もはや安心感すら覚えてしまう。

『にし山』は、和食一筋30年超の江口真二さんが腕をふるう本格海鮮料理の店。訪れた人々から「丁寧な料理に感動した」という言葉が飛び出す名店だ。

 

料理人の手仕事が臨める、ライブ感溢れる店内。カウンター8席のみなので事前予約がおすすめだが、空きがあれば当日の飛び込み利用も可

 

長浜市場から直送する旬の鮮魚を使った極上の品々の中でも、とりわけ目を引くのがクエや赤ムツなどの高級魚を使った料理。そこで光るのが、江口さんの〝目利き〟だ。「当店で使用するのは、クエでは10キロクラス以上のもの、赤ムツは対馬産の紅瞳(べにひとみ)というブランド魚だけ。他にもシロホシフエダイや萩産の甘鯛など、なかなか市場には出回らない魚を吟味して仕入れています」と江口さん。

 

包丁1本で華麗にクエを捌く江口さん。和食や料亭、ふぐ料理店などで得た長年の技術とセンスを包丁に込める

 

それらのスペシャルな魚と江口さんのセンスを満喫できるのが、コース料理だ。博多ならではのおもてなしをしたい方には、『あら(クエ)のコース』がおすすめ。冬は鍋、夏はお造りというように、季節によって異なる楽しみ方を提案してくれる。他の名店で食すとゆうに2万円はくだらない内容だが、「多くの人に博多のあらを食べていただきたい」という思いで、1万5千円から用意してくれる心意気がなんとも嬉しい。

 

丁寧に包丁を引き、1mm前後の薄造りにした『カワハギのお造り』(3500円〜)。肝醤油でぜひ。

 

仕事帰りにもふらっと立ち寄れるように、煮物や揚げ物などのアラカルトや気軽な酒の肴も揃え、こちらも旬や仕入れによって日々異なるラインナップに。いつ訪れても新鮮な楽しみがあるので、足繁く通う常連客も多いという。

 

店舗入り口の生簀には仕入れたばかりの魚やエビが悠々と泳ぐ

 

そんな絶品料理の脇を固めるのが、地酒に精通した江口さんが日本全国からセレクトした日本酒。最近は冷酒の温度をキープする〝酒碗〟なる飲み方を推奨するなど、料理以外にも丁寧な仕事が見て取れる。大切な人を心ゆくまでもてなしたいー。そんな思いにしかと応えてくれる店が、今夜も中洲で明かりを灯す。

 

日本酒を五感で味わうための酒器「酒碗」にて、日本酒を堪能できる

 


SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

魚と肴 にし山

[所]福岡市博多区中洲2-6-23 コウフクビル1階
[☎]092-409-8686
[営]18:00〜24:00
[休]日祝日 ※祝日は不定休
[Ig] @nishiyama_sakana2
[HP]http://daiya-group.co.jp/sakana_nishiyama/


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

 

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