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【フクオカ・メイド Vol.6】ハムファクトリー・RIVERWILD

【連載企画】フクオカ・メイド vol.6

フクオカ・メイドのモノに注目し、その現場を訪ねる企画。食通には言わずと知れた『RIVERWILD』に伺いました。土手を下り、砂利道を通ってたどり着く先に待つ、ホットドッグの美味しさといったら…。「パリッ、ジュワ~」とはじける肉汁の甘みは、感動必至です。

 

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福岡県内で飲食店を営む料理人をはじめ、全国に根強いファンを持つ『リバーワイルド』のハムやソーセージ。「なぜ美味しいのだろう?」答えは、「豚の品質が高いから」。ではなぜ、品質の高い豚が育つのか?その答えを探しに、うきは市吉井町に向かいました。

「夏場は水勢が増し、荒れ狂う川の横にあるから『リバーワイルド』」と杉さん

名だたるロックスターの写真がずらりと並ぶ店内で出迎えてくれたのは、ロック好きのオーナー・杉勝也さん。今から約30年前、父親から養豚場の経営を継いだ杉さんが「美味しいフランクフルトソーセージを作りたいと思って」豚肉の加工を始めたのは、’00年のこと。

オーナーの杉勝也さん(右)とスタッフのみなさん

ローリング・ストーンズやデヴィッド・ボウイなどの写真が並び、杉さんのロック愛に溢れた店内

’04年には、ドイツの品評会にベーコンを出品し、金賞を受賞するという偉業を成し遂げています。「本場の工場を見学したくて、しぶしぶ出品したんだけどね」と笑いながら言ってみせる杉さんですが、その視点は徐々に加工から養豚に移り変わったといいます。「美味しいものを作るためには、豚の品質が高い方がいいだろう」と試行錯誤をする中で生まれたのが〈柿豚〉でした。

〈柿豚〉のバラをカットしている様子。脂身の美しさが見て取れる

「うちで育てている豚は純粋種で、生まれてから出荷までおよそ7カ月です。豚の飼料にかかる費用も高いですから、傷がついて出荷できない柿があるのなら、飼料に加えられないかと」。そうして生まれた柿豚は脂のクオリティが格段に上がり、豚肉自体の品質向上へとつながりました。柿豚のほかにも、うきは近隣で採れた季節の果物を食べて育った豚は葡萄豚や桃豚、いちご豚と呼ばれ『リバーワイルド』生まれのブランド豚として県内をはじめ京都・大阪・奈良・東京…多数の飲食店で提供されています。

店に並ぶ商品はすべてオンラインでも購入可

「食のプロに喜んでもらうためには、気は抜けないですよ」と杉さん。ちなみに”理想のフランクフルトソーセージ“はというと「いまだ開発中」とのこと。その向上心と商品づくりへの思いに脱帽。日々の食は生産者の工夫や努力の賜物であることを忘れずにいたいですね。

併設のカフェスペースでは田主丸の人気ベーカリー『シェ・サガラ』のカンパーニュを使用した『ホットドッグ』(600円)を味わえる。噛めば噛むほどに増す肉の旨味と、はじける肉汁の甘みがたまらない

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キースダニエル・ポークジャーキー(1P 700円)
ルーシー・無添加(1P 700円)

 

クミンハム・無添加(100g・550円)
バラ しゃぶしゃぶ用(150g・650円)

 

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RIVERWILD

所:うきは市吉井町橘田565
☏:0943-75-5150
営:11:00~17:00
休:月~水曜、不定
P:あり
カード/可、QRコード決済可
http://www.riverwild.jp/

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