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【糸島の魅力】『RUSTIC BARN(ラスティックバーン)』を営みながら初の著書「ようこそRUSTIC BARNへ」を上梓

 

野見山マコさんが愛犬のパピコとともに営むカフェ『ラスティックバーン』があるのは、志摩桜井の里山。その美しい緑を窓から望む店内は、愛用されてきた家具の風合いが空間に心地よい重みを感じさせる。インテリアは海外から集めたものも多く、全体にエキゾチックなムードながらもほっと心が落ち着くのは、靴を脱いで上がるジャパニーズ・スタイルだからか、それともマコさんが醸す雰囲気からか…おそらく後者の影響が大きいだろう。店にはマコさんを訪ねて世界中から客がやってくるというが、近年では糸島へ念願の移住を果たした人たちが、その報告に訪れることも多いそうだ。糸島という地と長らく向き合ってきたマコさんへ挨拶をするのが、移住者たちの慣例になっているのかもしれない。

 

糸島犬のパピコ。店の扉を開けると、しっぽを目いっぱいに振って出迎えてくれるパピコはみんなの人気者だ

 

『ラスティックバーン』は今年で開店23周年を迎えた、糸島のカフェでもかなりの老舗だ。およそ30年前、東京やイタリアでの生活を経て実家のある福岡へ戻ったマコさんは、ビーチカフェ『SUNSET』に一日ぼれし、そのまま就職。『SUNSET LIVE』の責任者として勤めたのちに退職し、以後は「すべての時間と力をこの店に注いできた」と語る。「始めた当初は店がこんなに続くなんて思ってもいなかったけれど、”石の上にも三年”って言うでしょう。 それ位続けると、〈何がおもしろいのか〉がわかってくる。私は名前も知らないお客さんからの”リアルな情報”を受け取れるのが面白くて。とにかくたくさんの人と触れ合いたくてお店をしてる」店を営む醍醐味を教えてくれた。

 

 

どれだけ面白くても同じ場所で20年以上一つのことを続けるなんて、すごいことだ。そう伝えると「続けてきたというか、他に行くところがなかったの。何もよりも会社勤めに向いてないから!」と笑う。移住者が増えて変わっていく糸島については、「混ざればいいと思う!」と一言。マコさんは外から与えられた変化でも、常に受け入れる姿勢を持っている。「じわじわと発展していかないと、町は過疎になる。自然でもなんでも、みんなで上手に循環させながら守っていなきゃね」この言葉に、変化する時代の中でも『ラスティックバーン』が愛され続けてきた理由がわかる気がした。

 

店は2015年に撮影されたNHKドラマ「いとの森の家」のロケ地としても利用された

 

コロナ前は文字通り目が回る忙しさで、一時は体調を崩してしまったというマコさん。これからの展望を尋ねると、「ますますゆっくりした感じでやっていけたら。本も書きながらね」とのことだ。その言葉を聞いて、”またマコさんの本が読めるんだ!”と嬉しくなった。『ラスティックバーン』を訪れてその魅力を知る前に、まずはマコさんの著書「ようこそRUSTIC BARNへ」を手に取ることをおすすめしたい。自身の生活にも活かせるような暮らしのヒントや人生へのアドバイスがきっと見つけられるはずだ。

 

ようこそRUSTIC BARNへ(書肆侃侃房/1540円)

本の隣のドリンクは「夏のシュワシュワ」の中から『うめソーダ』(600円)

糸島の自然と季節に寄り添うように暮らすマコさんの生活を、『RUSTIC BARN』のこれまでの歩みと共に振り返るエッセイ。こんな生活、憧れずにはいられない…。読み終えれば、すぐにでも糸島に車を走らせたくなることだろう。

 

 

 

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掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

RUSTIC BARN

【所】糸島市志摩桜井5618
【☎】092-331-7755
【営】12:00~17:00
【休】月・火曜
【席】18席
【P】あり
カード/可、QRコード決済可

【掲載雑誌】シティ情報Fukuoka 8月号

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