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【福岡スイーツ】マロンアフタヌーンティー「グリーンティーグリーティング」 『鶴製茶』さんトーク&デモンストレーション・イベントレポート

『グランド ハイアット 福岡』地下1階のバーラウンジ『バー フィズ』で、2023年9月30日(土)まで、11月1日(水)〜30日(木)の2期に渡り、マロンアフタヌーンティー『グリーンティーグリーティング』を開催中!

(なぜ2期に分けているかと言うと、10月はハロウィーンをテーマにしたアフタヌーンティーに変わるからだそうです)。

 

今回、アフタヌーンティーに使用している茶葉は、佐賀県基山町で茶業を営む「鶴製茶」さんのものです。

背振山系は日本茶栽培の原点と言われ、基山町は、知る人ぞ知る銘茶の産地だそうです。

その基山町で1968年から茶業を営んでいる『鶴製茶』さんは、日本茶では稀少な無農薬でお茶を栽培しています(全国でも数パーセントしか流通しないそうです!)。

美味しいお茶を求めて『グランド ハイアット 福岡』総料理長の野島茂さんとスタッフが訪ねたところ、標高300mという『鶴製茶』さんの茶園の傍らに、祖父の代から自然栽培している栗の木もあることを教えてもらったそう。

お茶をテーマにしたアフタヌーンティーを考えていたけれど、だったら栗も一緒にしちゃう?というわけで、マロンとグリーンティーのアフタヌーンティーという、自然の恵みがいっぱいの贅沢な計画が生まれたそうです。

『鶴製茶』さんが生産するお茶と栗に総料理長がほれ込んで企画ができたアフタヌーンティーということで、三代目の鶴 健寿(正式には雨冠の鶴)さんと『グランド ハイアット 福岡』の野島茂総料理長がトークイベントも開催。希少な無農薬茶の生産者さんのお話を聞けるということで、お邪魔してきました!

『鶴製茶』三代目の鶴健寿さん(写真中)と、野島総料理長、手前はファシリテーターを務めた広報・吉田さん

栄西が薬として中国から持ち込んだ茶葉を脊振山に植えたという歴史の話から、

茶畑が段々畑のため、手持ちの機械を2人が持ち、微妙な高さを調整しながら親子3人で収穫すること。

つつじで有名な大興善寺の参道にある製茶工場でのお茶づくりの流れなど、

話は広がります。

鶴さんがお茶淹れ方のコツをデモンストレーションしながら、参加者にお茶を淹れてくれました!

「ふだんは温度計は使いませんが、今日は特別に…」と言いながら、真剣な表情です。

二代目であるお父さんが手伝いながら見守ります。

 

「急がず、慌てず、ゆっくりと」

家庭用の急須の大きさの場合、大さじ1杯程度の茶葉を使い、熱湯は注がず、湯冷ましや湯呑で湯の温度を下げてから注ぎます。

ゆっくりと抽出するのを待ち、静かに、最後の一滴まで注ぐことさえ守れば、細かい温度や抽出時間に神経質にならなくても大丈夫だそうですよ!

急須は茶葉を入れる網をはめる方式では、茶葉が充分開かずに抽出できないことがあるそうです。

また、急須のフタについている空気穴が注ぎ口に向くように置くことで、急須の中で対流が生まれ、茶葉が循環して美味しくなるそうです。

お話をじっくり聞いた後から「急がず、慌てず、ゆっくり」淹れていただいたお茶を飲むと、

本当に「澄んだ味」という表現がぴったり。山の自然と美味しい山の水に育まれたお茶の味にすがすがしい思いがします。

また、抽出した後の茶葉も美味しく食べられる(無農薬栽培ですし!)ということで、

鶴さんがお気に入りという、茶葉にポン酢を垂らしたものも食べてみました。

イベントということで特別に出された茶葉。ポン酢をかけて栄養をまるごといただきます

「日本酒に合います!」と力説されるだけあって、しっとりやわらかくなった茶葉は、苦味もなく食べやすいので、真似したいと思いました。

 

さて、この自然栽培の栗と茶葉をふんだんに使ったスイーツを楽しめる、アフタヌーンティーの三段プレートが運ばれてきました。

まずはお茶の美味しさをダイレクトに味わうため、水出し玉露(11月は温かい玉露)からのスタートです。

下段から攻めてみましょう。栗とチキンのクリーム煮をパイで包んで焼き上げた『栗とチキンのパイ包み』と、栗と牛肉の赤ワイン煮を合わせて揚げた『栗のコロッケ』の2種類のセイボリー(食事系メニュー)です。

これは…噛むごとに旨味が深まり、素晴らしいバランスに驚かされる逸品です。

2段目には、煎茶のクリームと一緒に味わう栗のスコーンとプレーンのスコーン。梨のジャムも美味しいです…!

そしてかなりの食べ応えです! ぜひランチを抜いて挑んで欲しいくらいの量です!!

3段プレート上段のスイーツには、刻んだ煎茶の茶葉をスポンジやクリームに使用した『栗と煎茶のショートケーキ』、栗のコンポートが入ったブリュレにフランス・ヴァローナ社のミルクチョコレートクリームをのせた『栗のクレームブリュレ』、カラメルバタームースとナッツをダックワーズ生地でサンドし、栗をのせた『栗とヘーゼルナッツのバタームース』、ビターチョコレートムースで栗とカラメルムースを包んだ『栗とチョコレートのムース』、サブレ生地にアーモンドクリームと栗の渋皮煮をごろりと入れて焼き上げた『栗のクランブルタルト』と、本当に栗尽くし!

 

シェフズスペシャルの『モンブラン』つくり。土台のメレンゲは甘さ控えめでバランスが完璧です

 

好きな一皿をチョイスできる「シェフズスペシャル」は、メレンゲと生クリームの上に絞ったモンブランクリームに煎茶のアングレーズソースを合わせた『モンブラン 煎茶のソース』と、栗を丸ごと一つ入れて焼き上げたプディングに、クルミを入れたカラメルソースと生クリームをのせた『栗のプディング カラメルソース』の2品から選びます。

 

今回は作る過程のデモンストレーションも見せていただきました。

シェフズスペシャル『栗のプディング カラメルソース』。プディングと言っても日本のプリンではなく、英国風の焼き菓子です

 

モンブランを選びました。マロンクリームは栗を下ごしらえして、つなぎを使っていない贅沢さです!

 

その他に、今回のフリードリンクメニューにも玉露と上煎茶(温・冷)をラインナップしているのがポイントです! 締めに温かいお茶をいただくと、ほっとします。

「びっくりするくらいの味に仕上げていただいて、生産者としてうれしい限りです」と鶴さんも感激されていましたが、こちらも感激したひと時でした。

 

■○■ウエルカム・ドリンク■○■

鶴製茶基山茶ミ水出し玉露(11月は温かいお茶)

 

■○■スイーツ■○■

栗と煎茶のショートケーキ

栗とチョコレートのムース

栗のクランブルタルト

栗のクレームブリュレ

栗とヘーゼルナッツのバタームース

 

■○■スコーン■○■

プレーンスコーン/栗のスコーン

コンディメント(煎茶のクリーム、洋梨のジャム、クロテッドクリーム)

 

■○■シェフズスペシャル■○■※2品より1品チョイス

モンブラン煎茶のソース

栗のプディングカラメルソース

 

■○■セイボリー■○■

栗のコロッケ/栗とチキンのパイ包み焼き

 

■○■グリーンティー・セレクション■○■

鶴製茶基山茶-玉露(温/水出し)

鶴製茶基山茶ミ上煎茶(温)

 

■○■ドリンク・メニュー■○■

紅茶専門店・リーフル社の紅茶やオリジナルブレンドハーブティー、コーヒー、カフェラテなど

15種類のドリンクメニューからお好きなだけ

 

 

「鶴製茶」とは

1968年創業の「鶴製茶」は、豊かな土壌と脊振山系の清らかな伏流水、標高300m以上の深い霧に覆われた湿度の高い茶畑という、茶葉栽培に適した環境。お茶本来の生命力をひきだす土づくりに取組み、化学肥料と農薬を一切使用せずに安心・安全なお茶を作っています。自園茶畑栽培から、自社工場加工・製品仕上げ、直売所の袋詰めまで、一貫して自社生産にこだわり、厳しい品質管理と佐賀県独自の「佐賀県特別栽培農産物」の認定・認証も取得。最近では食の安全性に関心が高い欧米からの注文が増えています。

 

期間:開催中〜2023年9月30日(土)/11月1日(水)〜11月30日(木)※数量限定

※10月1日(日)〜10月31日(火)の期間中はハロウィンアフタヌーンティーを提供

会場: バーラウンジ『バー フィズ』

福岡市博多区住吉1-2-82  「グランド ハイアット 福岡」地下1階

時間:14:00〜17:00(最終受付16:00)

料金:1名5500円(税込・サービス料別)

※内容は予告なく変更となる場合があります

※12歳までのお子様にはキッズアフタヌーンティー(2800円/税込)を用意

ご予約・お問合せ:TEL  092-282-2803(レストラン予約)

オンライン予約 https://www.tablecheck.com/shops/grandhyattfukuoka-bar-fizz/reserve

 

 

 

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