【福岡グルメ】飲ませる一品が勢揃い『博多餃子 游心（ゆうしん）』

2023年09月01日 公開

コンクリートの壁に囲まれた無機質な店内には窓がなく、どこかと凛とした空気が広がっている。まるで美術系のギャラリーか高級和食店か？と思わせるような内装だが、それもそのはず。24年前の開店時、店主の吉冨さんがテーマにしたのは、”変な店”だという。「当時、個室や落ち着いた空間で餃子を食べさせる店はまだほとんどなかった」と教えてくれた。元々餃子が好きで、全国の有名店を食べ歩いていたという吉冨さん。当時家で作っていた鉄鍋餃子を改良し極めたのは、”ビールに合う餃子”だ。吉冨さん曰く「中華系ではなく、スナック系」。餡に使用する野菜はザク切りであえて食感を残し、もも肉とともに黒豚の背脂を練り合わせることでジューシーさを際立たせる。特注ので外側をバリっと焼き上げられた薄目の皮は香ばしく、食べ始めると箸が止まらない美味しさだ。ビールとの相性がいいのは餃子だけではなく、和牛ホルモンを使った『ホルモン焼き（1200円）や自家製チャーシュー入りの『ポテサラ』（600円）など、酒のアテとなる一品料理も充実。シックな空間で飲んで食べて、大人なひとときを存分に楽しんで。

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