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「今日は寿司にしようか」気軽に、好きなネタを、好きなだけ『寿司割烹 明日香』

漁港の町・姪浜に開店。本格!寿司×スィーツの名店誕生

 

7700円のコースの握り寿司(8貫)の一例。ヤリイカの甘みを引き出す隠し包丁や、煮穴子のふんわりとした食感に、職人技が光る

 

古くは漁師の町として栄えた姪浜。漁港も近く、今も地元の人は魚にうるさい人が多いと聞く。その姪浜で、昨年12月に暖簾を掲げた『寿司割烹明日香』。中途半端な寿司では地元で受け入れられないだろうし、郊外という場所柄、近年流行りの高級路線もいかがなものか。そんなことを思いながら足を踏み入れた店内は、雰囲気も価格帯もまさに”ちょうどいい感じ”だった。

 

場所は地下鉄『姪浜駅』すぐそば。ビルの最上階(8階)にあり、景観も素晴らしい。コの字のカウンターの他、テーブル席もある。料理を彩る器は、有田焼を代表する老舗窯元『深川製磁』のもの

 

カウンター越しに熟練の技を魅せる大将の光野健吾さんは、別府の名店『寿司割烹江戸銀』で18年研鑽を積んだ職人。長浜魚市場での仕入れから、一品料理等の仕込み、握りまで全てこなす。「ネタはほとんどの店が長浜から仕入れるので、実は大差ないんです。シャリが、美味い寿司かどうかを決めるんです」と光野さん。『明日香』では魚沼産のコシヒカリを、季節に応じて絶妙な塩梅で炊き上げる。握ってすぐの寿司を口に運べば、「口の中でほどけるシャリとはこういうことか」と実感できるだろう。

 

デザートは日替わり。一例が『ココナツとマンゴーのムース甘夏のせ』このレベルのデザートが食べられることに驚き!

 

〆には、フランス菓子のパティシエ歴30年という新開信嘉さんが手がける本格スウィーツとお抹茶をどうぞ。寿司との相性を追求した口溶けのいい洋菓子は、〆という言葉で表現しては失礼なほどの完成度。寿司割烹を堪能するならコースがおすすめだが、ふらりと立ち寄って好きなネタをちょっとつまんで帰路に着く。そんな使い方もぜひおすすめしたい。

 

7700円のコースの煮物には、黒毛和牛のすき焼きがでることが多いとか。「肉料理に驚かれますが、食べていただくと非常に喜ばれます」と大将

 

 

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掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

寿司割烹 明日香

【所】福岡市西区姪の浜4-23-10 Be-SQUARE6階
【☎】092-834-5556
【営】17:00~OS22:00
【休】日曜
【席】18席
【P】なし
【カード】可

【掲載雑誌】シティ情報Fukuoka 7月号

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