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【福岡の頼れるお医者さん2023】傷口8ミリの最新術式に対応、10分程度の日帰り手術が可能「田中整形外科」

手根管症候群について

手のしびれや痛みは重症化前の治療&リハビリが大事


 

中年期以降の女性に多い症状
生活に支障を来すので要注意

持つ、つまむ、握る、といった日常生活のあらゆる動作で私たちは「手」を使う。ところが、その手に使いにくさを生じさせる病気がある。それが「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」だ。

「手首の手のひら側には『手根管』という腱と正中神経が通るトンネルがあるのですが、手の使い過ぎなど、さまざまな原因で腱が腫れると正中神経が圧迫されて痛みやしびれがでます。また、過去の骨折経験でトンネル内のスペースが狭くなって正中神経に影響が出る人もいます。正中神経は手のひらの親指から薬指の親指側半分までを支配しているので、この神経が圧迫されると、親指を使う時に麻痺するようになるのです。受診される方の多くは、夜間〜明け方に焼けつくような痛み、ビリビリするようなしびれを感じたとおっしゃいます。さまざまな原因がありますが、最近では女性の場合はホルモンが関与していることも指摘されていて、高齢者や中年以降の女性で、手をよく使う職業の人や主婦に多く見られるほか、妊娠・出産期にも症状が現れることがあります。症状が進んだ人は、親指と人差し指できれいな丸をつくれなくなり、親指のつけ根が痩せてきます。

実は、手の機能の大半を担っているのは親指。それをうまく動かせなくなれば、ボタンを留める、箸で食べる、鍵を回す、文字を書くといった動作に影響が出ます。やりたいことができないのは大きなストレスですし、そういう生活が長引くことは認知機能にも影響するかもしれません。人間は二本足で立って、手を動かして脳が発達してきた生物です。『たかが手』などと思わず、早めに受診して治療を始めたほうがよいでしょう」。

 

田中整形外科

院長 田中 祥継先生

福岡大学医学部卒、医学博士。福岡大学病院整形外科、救命救急センターをはじめ、大分、北海道、対馬、壱岐、宮崎、鹿児島の大学病院、市民病院等での勤務を経て、2022年、田中整形外科を開業。専門は手外科、肘関節外科、スポーツ外傷・障害、末梢神経障害。家族は妻・子ども2人+犬1匹(黒ポメラニアン)。自然や生き物が好きで、週末は庭でガーデニングやBBQを楽しむ。

 


田中整形外科

診療科目/整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科
住所/春日市下白水北7-16
電話/092-558-6004
営業/9:00~13:00、14:00~18:00
定休/水・土曜午後、日祝日

https://tanaka-ort.com/

 


 

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