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【佐賀・嬉野市】地域資源を活用した“嬉野ならでは”の新客室5室オープン『茶心の宿和楽園』


嬉野の焼物『肥前吉田焼』の陶片を使った

2つのSDGsがテーマの客室


佐賀県嬉野市にある茶心の宿和楽園は、2023年5月に“嬉野ならではの滞在”と“嬉野の産業、事業者と宿泊客がつながる空間”をテーマとした、月スイート客室5室がオープンしました。

改修した5室は、「地域観光資源の発見と活用」そして「地域経済循環の活性化」の2つのSDGsをスローガンとしています。宿泊した観光客の方が、客室の空間の中で嬉野の産業や事業に触れ、興味を持っていただき、嬉野の街中へ出かけ、その産業や事業者、生産者のもとを訪れたくなるような滞在空間を提供いたします。


SDGs ①

『肥前吉田焼』の資源の活用

産業廃棄物となる陶片を客室装飾としてアートに~

ポイントとして、嬉野の焼き物『肥前吉田焼』を客室装飾に使用しております。

5室のうち4室は肥前吉田焼の陶片を使用し、客室内に陶片アートを作成しました。陶器は100個焼くとおよそ1割の割合で割れやかけ、ヒビ、ゆがみなど様々な理由により商品にならないものが出てしまうそうです。その1割は産業廃棄物として廃棄されてしまうため、廃棄される予定だった陶器を客室の装飾として使用し、地域観光資源の発見、有効活用につなげています。

SDGs②

地域観光資源に触れ、地域の産業・事業・生産者とつながる

“嬉野ならでは”の滞在

2つ目のポイントとして、嬉野の産業、事業者、生産者とつながる“嬉野ならでは”の客室空間を提供しております。客室空間の中で嬉野の産業に触れる機会を提供し、宿泊客が嬉野の産業や事業に興味を持ち、街中へ出かける、その事業者や生産者のもとを訪れる、そんな地域産業と観光客をつなげる「ハブ」としての役割を担います。観光客が嬉野の街中や事業者、生産者のもとを訪ねるきっかけづくりをすることで、地域経済循環の活性化を目指しています。

 

■客室内の“嬉野ならでは”の3要素■

①嬉野の焼物『肥前吉田焼』を使用した客室装飾(写真左)

5室のうち4室には肥前吉田焼の陶片を使用した陶片アート、1室には肥前吉田焼のお皿を客室装飾に使用しています。

②茶農家が直接届けるがテーマの「嬉野茶器セット」(写真右上)

客室内で提供しているお茶は、お茶農家が直接お客様に届けるお茶をコンセプトに、和楽園でBARとSHOPを運営している嬉野茶農家「茶屋二郎」が心をこめて作ったお茶をセレクト。お茶だけでなく茶器と淹れ方なども「茶屋二郎」が監修したこだわりのセットとなっています。

③嬉野温泉×嬉野茶の「嬉野茶風呂」が楽しめるプライベートな客室風呂(写真右下)

今回改修した5室すべてで、和楽園の代名詞である「嬉野茶風呂」がお楽しみいただけるようにご用意しています。お部屋のお風呂はすべて源泉かけ流し、お茶風呂用のパックを入れることでお茶風呂ができます。

 

■客室紹介■

プラチナ・スイート「朧月」

天井はコンクリート打ちっぱなし、床面はタイル、そして壁は漆喰と塗壁、窓には障子、和と洋が対比となりコントラストを生み出す空間は唯一無二。その空間には嬉野の肥前吉田焼の窯元「辻与製陶所」と「江口製陶所」の陶片を使った月モチーフのアート。その月が床にうつる様がまさに「朧月」。月だけに陶片アートの中には「兎」も。

プロジェクターも設置しており、白の漆喰壁を100インチのスクリーン代わりにシアタールームとしてもお楽しみいただけます。

お風呂は、ゆったり入ることができる特大の内風呂と2つの露天風呂を設置。露天風呂の1つは有田焼の窯元「金龍窯」の湯呑風呂。熨斗柄の中には四季の移ろいを感じられる。この部屋でしか体験できない一時をお楽しみいただけます。

 

モダン・スイート「新月」

新月をイメージした宵のカラートーンを中心に、嬉野の肥前吉田焼の窯元「副千製陶所」の陶片で装飾をしております。陶片の水玉部分の煌めきはまるで新月の日の星々のよう。

和洋室の客室に、ゆったり入ることができる広い内風呂と2つの露天風呂を設置。露天風呂の1つは有田焼の窯元「金龍窯」の湯呑風呂。まさに傑作の牡丹の花が大輪を咲かせてお出迎えしております。

 

モダン・スイート「三日月」

三日月をかわいらしい暖かみを表現したカラートーンを中心に、嬉野の肥前吉田焼の窯元「副正製陶所」「新日本製陶」の陶片で装飾をしております。月齢の中でかわいいと表現される三日月で‛“嬉野ならでは”を表現。お気に入りの陶片も探すのも楽しい1部屋になっています。和洋室の客室に、ゆったり入ることができる広い内風呂でくつろぎの一時をお過ごしいただけます。

 

ムーン・スイート「弓張月」

弓張月とは、半月に近い月齢のことで、弓を引いたような形の月の形から名前が来ています。

その弓張月を和の要素半分、要の要素半分ととらえて和洋折衷な空間、そして宇宙をテーマにした客室にしております。嬉野の肥前吉田焼の窯元「副武製陶所」と「江口製陶所」の陶片でアクセントの装飾し、陶片の面を宇宙ととらえて、その上に月と惑星イメージのスチールモチーフを。

天井はコンクリート打ちっぱなし、床面はタイル、そして壁は漆喰、窓には障子、和と洋が対比となりコントラストを生み出す空間はまさに宇宙を感じさせる空間です。

子の客室はシアタールームにもなっており、漆喰壁をスクリーンに約130インチでネット配信コンテンツ等をお楽しみいただけます。

お風呂は、内風呂ではあるものの、四季の移ろいが楽しめる庭、正面には滝も。露天風呂にひけを取らない贅沢なお風呂となっています。

 

モダン・スイート「満月」

満月は美しい月、満ち足りた月、力の象徴とされる月になります。

「新月」「三日月」「弓張月」の3部屋は、月も欠けているため陶片を使用しておりましたが、「満月」は満ち足りている月。そのため、肥前吉田焼のお皿を壁装飾にしております。嬉野の肥前吉田焼の窯元「辻与製陶所」の手書き皿を31枚ずらっと並べた壁面はまさに圧巻。まさにギャラリー。どんな方でも過ごしやすい空間をイメージした和洋室となっております。

お風呂は、内風呂ではあるものの、四季の移ろいが楽しめる庭、正面には滝も。露天風呂にひけを取らない贅沢なお風呂。


嬉野の焼き物を使った2つのSDGsがテーマの新客室、全室とても素敵ですね♪

茶心の宿 和楽園

【所】〒843-0302 佐賀県嬉野市嬉野町下野甲33
【☏】0954-43-3181
【営】チェックイン15時より/チェックアウト10時まで
【P】あり
【カード】可
【paypay】可
【HP】https://www.warakuen.co.jp/

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