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【福岡の頼れるお医者さん2023】コロナ禍における地域医療連携「福岡和白病院」

「地域医療」と「新型コロナウイルス」

福岡市東区にあり、急性期治療に力を注ぐ『福岡和白病院』。大学病院や地域のクリニックを繋ぐ中核としての役割を担っており、365日24時間体制で、年間6500もの救急車を受け入れ、幅広い病気や怪我の患者に対応する。新型コロナウイルスの流行は、地域医療構想にどのような影響を与えたのか話を伺った。


 

コロナ禍における地域医療連携

『福岡和白病院』では、2021年5月から新型コロナウイルス感染症の重点病院として、人工肺とポンプを用いた体外循環回路による治療である「ECMO(エクモ)」患者を福岡地区で2番目に多く受け入れている。病院の規模は中規模なので、重症患者のみに限定。ECMOや人工呼吸が必要な患者が中心だ。コロナ感染患者にECMOができる病院は東区では『福岡和白病院』のみ。ドクターや臨床工学士、看護師をはじめ、ECMOになれているスタッフが数多く在籍し、病院全体で新型コロナウイルス感染症の流行に対応する。

 

福岡和白病院の屋上にあるヘリポート

 

福岡県内各地から重症患者を受け入れているため、新型コロナウイルスが流行し始めた当初は、コロナ患者専用に用意していた21病床があっという間に満床になってしまったという。そこで、福岡市内の病院と連携を取り、重症化しないと判断した患者を近隣の病院へ送り、ベッドを確保して次の重症患者を受け入れる仕組みを作り、2021年10月頃、第5波からこのシステムを開始した。

また、新型コロナウイルスの流行により、コロナウイルス感染以外の救急患者の受け入れも逼迫した。コロナ感染患者同様、福岡市内の病院の院長同士で連絡を取ることで極力対応するようにしているが、市内の病院だけでは調整が困難なこともあり、未だ課題も残っている。

 

福岡和白病院

院長 益田 宗孝先生

1980年九州大学医学部卒業後、同大学心臓外科入局。ベルギー王国ルーヴァンカトリック大学留学後、福岡市立こども病院心臓血管外科医長、九州大学循環器外科准教授を務める。その後、横浜市立大学大学院医学研究科外科治療学教授、附属市民総合医療センター副院長、医学部長を経て、2021年4月より福岡和白病院院長に就任。

 


 

社会医療法人財団池友会 福岡和白病院

住所/福岡市東区和白丘2-2-75
電話/092-608-0001

https://www.f-wajirohp.jp/

 


 

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