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【福岡麺本2023-vol.12 】ニューヨーカーが恋した豚骨は 北九州市民の胃袋も掴んだ『麺屋二郎 小倉本店』

北九州小倉北区
麺屋二郎  小倉本店

 

「ニューヨークのラーメンコンテスト2連覇」の大きなタペストリーを飾る

 

全世界で通用する
ラーメンの正解

 

この勢いは本物だ! まさに“我が道”というべき独自のサクセスストリーを歩んできたのが『麺屋 二郎』である。鹿児島・指宿の創業地から一気に世界へと羽ばたき、ニューヨークで開催されたラーメンコンテストでは2016年、17年と2連覇を達成。「Kagoshima Ramen is Cool!」。世界に“ご当地ラーメン”の概念を伝えると同時に、「鹿児島ラーメン」が持つ高いポテンシャルを堂々と示した。

そして、いわば“逆ルート”で国内展開に力を入れる昨今。北九州市初上陸となる『小倉本店』がオープンしたのは昨年8月のことだ。「古くから北九州ラーメン文化が根付く小倉でも手応えを感じています。今年3月に初出場した『北九州ラーメン王座選手権』でもしっかりと爪跡を残しました。鹿児島ラーメンは地域、国籍も選ばず、“老若男女に愛される味わい”だと確信していますね」と店長の渡部洋さんは話す。

 

特製ラーメン(かさね味)1,150円:\ど迫力!/2種のチャーシュー、ワンタン、煮卵などがのるスペシャルラーメン。焦がしニンニクで香ばしさを出した写真の「かさね味」ほか「あっさり」「辛かさね」とスープのベースは3種

 

メニューは豚骨、鶏ガラの共出しスープにボイルモヤシ、刻みネギ、そして香ばしい揚げネギも添えた「あっさり」、焦がしニンニクでより濃厚に仕上げたNEO鹿児島ラーメン「かさね味」、刺激的な「辛かさね」の3本柱。「麺まで作ってこそ真のラーメン屋」との思いから、店内の一角にガラス張りの“魅せる製麺室”も作った。メニューの中で特におすすめは「特製ラーメン」。前述した3種の味を選べる“具材全部のせ”で、食欲をそそるビジュアルまで拍手喝采。鹿児島ラーメンの特徴の一つ、甘くて濃厚なチャーシューも分厚いスライスと、注文後に炙る2種が盛られボリュームも申し分ない。

 

店奥にある“魅せる製麺室”。こだわりの小麦で製麺し、約3日寝かせてコシとヒキを立たせる。
茹で前1玉140gと食べ応えあり!

 

「小倉本店は、カレーや定食もありますのでロードサイドの“気軽なラーメン食堂”として使っていただければ。お子様連れの方にも利用しやすいよう小上がり席も充実させています」と渡部店長。北九州の地でも存在感を放ちまくる指宿発鹿児島ラーメン。現地でラーメンスイッチが入ったら選択肢に加えてほしい。

 

王道の鹿児島ラーメン『あっさり豚骨ラーメン』(780円)。モヤシの上にネギがたっぷりと盛られる。豚バラチャーシューのうまさも評判

 

シンプルな木目調で、提灯が飾られた店内。カウンターのほか、ゆったりとした間隔の小上がり席も完備。駐車場も広く立ち寄りやすい

 

SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

麺屋二郎 小倉本店
[所]北九州市小倉北区高浜2-1-56
[☎]093-953-8144
[営]11:00〜15:00、17:30〜OS21:30
[休]水曜
[HP]https://menyajiro.com/
[Instagram]@menyajirokokura


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

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