トップに
戻る

【日出町を旅する HIJI BOOK】~回天大神訓練基地跡~平和の尊さを次世代に継ぐ日出町の戦争遺跡

 

太平洋戦争末期、日本の敗戦が濃くなる中、起死回生の勝利を得るため人間魚雷回天が考案され、昭和19年に山口県の大津島に最初の基地が設けられました。翌年の昭和20年には大神訓練基地が造られ、4月25日「大神突撃隊」が開隊。厳しい訓練を受けた搭乗員や整備員たちは、8月12日に出撃待機命令を受けましたが、8月15日、出撃しないまま終戦を迎えました。

 

 

「天を回らし戦局を逆転させる」という意味で名付けられた回天は必死前提の特攻兵器。基地跡には実物大模型が設置され、観衆に平和を問いかけています。

 

 

公園内には当時実際に使われてたコンクリート製のプールが残されています。回天を捲揚機でプールに沈め、水漏れなどの検査が行われていました。

 

 

記念公園から程近い場所にある回天神社。全国の「回天」の搭乗員や整備員など1073名もの戦没者が祀られており、開隊日の4月25日には毎年慰霊祭が行われています。

 

 

回天神社を参拝し、黙祷。平和への祈りを捧げました。歴史を知り、未来へ語り継ぐ回天記念公園。平和の大切さと命の尊さを、改めて実感することが
できました。

[所]大分県速見郡日出町大神5673
[電]0977-72-4255(日出町観光協会)
[料]無料 ※ガイド料1,000円(一人につき)

 

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら