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【福岡麺本2023-vol.12 】お客様と共に歳を重ね、“いつもの店”であり 続けてきた50年。『大栄ラーメン 本店』

久留米市東町・大栄ラーメン 本店

お客様と共に歳を重ね、“いつもの店”であり
続けてきた50年。優しいスープが心に染みる。

 

山かけラーメン(並)800円 「大栄ラーメン」と言えばの名物。山イモがねっとりと麺に絡み付き美味。スープに浮いた茶色のものが豚の脂を揚げた通称「カリカリ」。ほろ苦さと食感がアクセントになる

 

1973(昭和48)年、久留米市・旧「大栄通り」に一軒の豚骨ラーメン店が生まれた。当時10歳だった大垣敏久少年は、ランドセルを下ろしたらすぐ、父が作るラーメンを食べるのが日常。その“豚骨サラブレッド”は時を経て、父の技と思いを継いだ。決して順風満々ではない。宿命ともいうべき2代目の苦悩もあった。そして今年迎えた創業50年。「お客様の中には、4代にも渡り来てくださる方々もいらっしゃいます。『変わらない味だね』『久留米ラーメンらしい』。そんなシンプルな言葉がやっぱり嬉しいんですよね」と、平網を巧みに扱いながら話す大垣さん。

 

2代目店主の大垣敏久さん。「今年3月で節目の50年。伝統を守りながら、時流を読んだ新しい取り組みもしていきたいですね」

 

ラーメンは羽釜で旨みを重ねる呼び戻しスープに、“カリカリ”を入れた伝統的な一杯。「ゴールデンウィーク明けには、感謝の気持ちを込めた50周年祭を開催する予定です。リバイバルした本店限定メニューもお楽しみください」。50年はあくまで通過点。軸をしっかりと持ち“より美味”、そして“楽しさ”を追求する大垣さんのラーメン道はネクストステージへ入った。

 

香ばしいワンタン5個が入る『焼きワンタンメン』(930円)

 

ラーメンダレ、カリカリを揚げたラードと麺を絡める『油そば』(680円)

 

SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

大栄ラーメン 本店
[所]福岡県久留米市東町30-25
[☎]0942-39-3977
[営]11:00〜15:00/18:00~23:00(日曜~22:00)
[休]元旦
[HP]https://aicon-co.com/shop-daiei/
[Instagram]@daieiramen


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

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