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【福岡カレー】「美味の方程式」が潜む隠れ家カレー『咖喱の多か喜家』

研究を重ねたカレーは新しいのに老舗の風格。

 

手前から『かしわカレー』(770円+卵黄トッピング60円)、代表のお母さんのドライカレーが原形という『牛ひき肉カレー』(990円)は、『bisとろタカギ』と同じグラスフェッドの牛肉を使用

 

『バー クルーラホーン』(別府)、『酒呑めフレンチbisとろタカギ』(赤坂)の代表・森弘太さんが10年以上の構想と研究の期間を経てカレー屋をオープン。カレーは『かしわカレー』と『牛ひき肉カレー』、そして『羊塊肉カレー』の3種類。料理を理論と科学で考察して美味しさを追求している森さんは、かなりの勉強家。スパイスカレーの黎明期から関東・関西の店を食べ歩いてきた。「食が有名な福岡にご当地カレーがない!」ことに気づき、「長く広く愛される福岡ならではのカレーを」という思いでメニューを開発した。

 

混ぜれば混ぜるほど美味しくなる『かしわカレー』。混ぜても冷めないよう皿は熱々

 

「豚骨の印象が強い福岡ですが、実は江戸の昔から鶏文化の街。かしわ飯やがめ煮などの郷土料理からイメージした甘辛いカレーです」と森さん。玉葱で甘味を出し、みりんや味噌など醗酵食品を隠し味にコクを演出。さらにトマトや魚粉、椎茸、アサリなどの食材による、グルタミン酸×イノシン酸×グアニル酸×コハク酸の「うま味成分四重奏」で余計な添加物の必要なし。ご飯に軽く塩味を乗せることで、ルウは塩分控えめで全体として減塩に。低温調理で肉を柔らかくし、メイラード反応で2日目のカレーの美味しさを再現するなど、五味・五感を満たす美味の構成に死角なし!「たくさんの調理技術を駆使しているのも、お客さまに気軽にお召し上がりいただくため」というカレーの量は4種類から選べるが、まずは並からお試しあれ。

 

ビルの階段を上がって2階奥。看板の灯りが営業中の目印

 

 

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掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

咖喱の多か喜家

【所】福岡市中央区大名2-10-39 サンマリノビル202
【☎】092-753-9480
【営】11:30~21:00
【休】なし
【席】22席
【P】なし
【カード】不可
【QRコード決済】可
【インスタグラム】@takagiya_curry

【掲載雑誌】シティ情報Fukuoka 3月号

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