「和」の要素を取入れることで 飽きのこない長く住み継げる家を実現|長崎材木店
【家づくりの本AWARD2023】
福津市在住 Sさんの住まい
流行や時代に 左右されない平屋の家
日本で昔から取り入れられている「和」の要素を取入れることで
飽きのこない長く住み継げる家を実現
シックな黒い外壁と屋根に赤茶色の木肌が映える、Sさん邸。玄関を開くと墨色が美しい和モダンな土間玄関が設えられ、その向こうはSさん邸自慢のLDKが広がります。一方がグレー、もう一方は白というツインカラーの塗り壁がおしゃれ。杉の無垢材が勾配天井とフローリングに使用され、空間全体が木の温もりに包まれています。
Sさんはご夫婦と2歳になる男の子の3人暮らし。お子さんの出産をきっかけに、落ち着いた暮らしができる家づくりを考え始めたそうです。「1年ほど条件に見合う土地を探していて、やっと“ここだ！”と思える土地を見つけることができました。そこを管理していたのが長崎材木店だったんです。以前は家が近かったこともあり存在は知っていて、事務所や展示場の雰囲気が素敵だなと思っていました。だから迷うことなくすんなりと家づくりをお任せできたんです」。
DJブースの壁は防音材を使用し、音漏れ対策もパッチリ！
平家＋立体感のある間取り ご夫婦のこだわりが満載
併せてご主人が強いこだわりを見せたのが間取りです。全てをフラットにするのではなく、あえて凹凸をつけたメリハリのある空間を意識されたそう。「全体的にのぺっとした感じにしたくなかったので、LDKの天井はリビング側を勾配に、その逆にあたるダイニング側はフラットにして高低差をつけてもらいました。さらにダイニングにはあえて壁を付けておこもり感が出るように。外観も玄関部分を引っ込めて凸凹にしてもらいました」。
和の要素をメインに、シンプルに仕上げたデザインもSさん邸の特徴です。そこには、これから長く暮らしていく我が家に対するご夫婦の想いが込められていました。「家を建てた時には最新の設備やデザインでも、長く住んでいくうちに時代遅れになるのは嫌でした。それなら最初から日本で昔から使われている要素を取り入れたいと、設計の田代さんにお願いして一緒に考えていったんです。そのおかげで時代に左右されない家ができたと満足しています」とご主人が目を細めます。
DJにゴルフ… ご主人の趣味を満喫！
Sさん邸は、生活はもちろん、趣味を満喫できる要素が満載な点も注目すべきポイント。とりわけそれを楽しんでいるのがご主人です。家の一番奥にある扉を開けると、目に飛び込んでくるのはプロ顔負けのDJブース。実はご主人、以前はDJをされていたそうで、今でも自宅で音楽を流して楽しまれているそう。壁には防音材を取り入れているので音対策もバッチリです。さらに家の前には人工芝を敷いたミニパターゴルフ場があり、休日には息子さんと一緒にゴルフの練習にも勤しんでいるそうです。
「主人ったら、ほぼ毎日外でタバコを吸いながら家を眺めているんですよ。理想の家ができたことがよっぽど嬉しいみたい」と奥さまもにっこり。分譲地に建つSさん邸の周囲には続々と家が建っていて、見学に来られた方からも「あの家かっこいい！」と注目されているそうです。「打ち合わせの際、して欲しいことはもちろん嫌なこともはっきりと伝えられたので、大満足の家ができたと思っています。設計の田代さんと信頼関係を築きながら家づくりを進められて本当に良かったです」。
Company Profile
長崎材木店 一級建築士事務所
住所：福岡県古賀市天神5-10-3
TEL：092-942-2745
https://www.nagasakizaimokuten.co.jp