【福岡百景・九州絶景】vol.11_柳川の掘割(柳川市)
柳川市内には「掘割(ほりわり)」と呼ばれる水路が網の目のようにはり巡らされ、その総延長は930kmに及ぶ。
湿地帯における土地改良や宅地造成を目的として築かれた掘割は、洪水や高潮を防ぎ、農業用水や生活用水を供給する機能を果たし、戦国時代から江戸時代にかけては、柳川城の防御にも寄与した。
現在では、船頭が竹棹一本で操る「どんこ舟」で掘割を巡る「川下り」を目当てに多くの観光客がこの地を訪れ、SNSなどを通じて “水郷・柳川” の魅力が国内外に発信されている。
日常と掘割が共生する風景
2015年にリニューアルした西鉄柳川駅