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【大川市】大川市民のソウルフード「タレ付け唐揚げ」発祥の名店『唐揚げ 大将』

【大川市ってどんなところ??】

福岡県の南西部、筑後川が有明海へと流れ込む場所に位置する町です。その立地から海運の要所として船大工や職人達が暮らす町として栄え、いまでは家具の大生産地として、たくさんの家具を日本全国に送り出しています。また、広大な筑紫平野で育まれる米やイチゴなどの農作物、筑後川や有明海で採れる良質な海苔など、農水産業も盛んです。

 

大川独自のタレ付け唐揚げ。アツアツ揚げたての唐揚げをタレに浸して食べる。そのスタイルは故・平野敏典さんが築地の日本料理店での経験を活かし「もっとおいしい唐揚げを提供したい」と『唐揚げ 大将』を創業した日から始まる。現在、お店を切り盛りしているのは妻の澄子さんと娘の明子さん。

「唐揚げ 大将」の平野 澄子さん(左)と娘の明子さん

毎日状態を見ながらつぎ足す油。長年のカンで読む最適な油の温度。丁寧に付けられる下味。肉を入れて5分が目途のザル上げ。幾度となく繰り返すことで、最上の味に仕上げるための工程がブラッシュアップされてきた。

使い込まれた厨房の中、母と娘の息の合った作業で輝く唐揚げが作られていく。言葉はないのに流れが止まらない。見ていて飽きない見事なコンビネーションだ。

黄金色に揚がった唐揚げにご飯と汁物がついてくる定食がランチメニュー。毎日欠かさず作る付けダレは昆布だしがベースのやさしい味わい。唐揚げをタレに浸し、ご飯の上でバウンドさせてパクッと一口。揚げたての唐揚げはタレに付けてもしんなりせず、不思議と食べやすさと旨みが増す。甘めのタレの味わいの後、しっかりとした下味が舌に届く。これはご飯が止まらない!タレは好みで卓上の一味を追加してもおいしい。付け合わせのキャベツもぜひタレに浸して食べてみてほしい。

家具職人の町で昔から共働き世帯が多かった大川市には持ち帰りの唐揚げ店が多い。一説には仕事の後でも手早く晩御飯を用意できるから、だそうだ。創業から60年間、ここの唐揚げはどれだけの数の大川の食卓を支えてきたのだろう。帰省の度に買いに来る人も多いそうだ。まわりには新しいお店も増えた。でも「父から受け継いだ味と店。これからも変わらないことを大事にしたい」という明子さん。その想いは大川っ子の心と舌に確実に届いている。半世紀以上続く大川市のソウルフード、ぜひ味わってみてほしい。

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唐揚げ 大将


所:大川市大字酒見1-3
電話:0944-86-6924/0944-88-1828
営業時間:11:00~21:00
休:月曜、第2・4火曜
P:あり
カード/不可

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