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サケノバ北九州vol.7
北九州の夜は資飲みで〆!!

「うどん酒場」がブームになる以前から、北九州には深夜0時をすぎるとナチュラルに「酒場化」するうどん屋があった。そう北九州のソウルフード「資さんうどん」である。
なかでも、小倉駅から徒歩5分の商店街の中にある魚町店は、資さん全店の中でもアルコールの提供数No.1のお店。周囲にある居酒屋より居酒屋らしい夜の「資さんうどん」で、飲んでしゃべって、うどんで〆るのが「資飲み」。
というワケで今月のサケノバは、朝昼晩の食事はもちろん、晩酌や夜食まで網羅するまちのインフラ「資さんうどん」で飲む人々を取材した。

飲んで食べて『幸せを一杯に。』
これが資飲みの真髄!


夜の帳が下り、通りが賑わいはじめる頃、小倉駅徒歩5分の商店街にある「資さんうどん魚町店」では、うどんを啜る人々に混ざり、ビールやハイボールを飲む人が増えてくる。テーブルの上には、おでんや春巻などのおつまみがズラリ。
資さんで飲む、すなわち「資飲み」のはじまりだ。
「資さんうどん」と言えば、北九州市を中心に、福岡県内に39店舗、山口県に2店舗を展開する北九州発祥のうどんチェーン。
企業コンセプトである『幸せを一杯に。』が表す通り、老若男女に愛される北九州のソウルフードだ。

最大の特徴は、24時間365日営業で(1部店舗除く)うどんをメインに丼やおでんなど、約100種類の豊富なメニューが揃うこと。
なかでも魚町店は駅近という立地もあり、うどんと一緒にアルコールを注文する人が多い。資さんの中でも7店舗でしか提供されていない生ビールは、多い日で1日に80杯、瓶ビールは1ヵ月に30ケースも出るというから、周囲の居酒屋もびっくり!
「おかげさまで全店の中で魚町店が売上No・1になりました」と店長。「早朝から深夜までノーゲストの日が一度もありません」と語る。
早い時間はサラリーマン、深夜は若者で賑わい、出張客や旅行者も訪れる。ピークタイムの24時〜3時には、ジョッキの置かれていないテーブルがないほどだそうだ。
そんな活気ある魚町店を支えるのは、資さんの名物とも言える女性を中心とするパートさんたち。厨房・ホール合わせて8〜10人体制で60席の注文をこなし、ドリンクはもちろん、うどんや丼物も、注文後の手作りでスピーディーに提供する。
いつ訪れても元気がもらえるのは、きびきび働く姿が清々しいからだろう。黙々と食事をする人の隣で、ビールを飲みながら熱く語るサラリーマンや、おでんを肴におしゃべりに興じる女性たちがくつろいでいる。

ひとしきり飲んだ後は、やはり〆の「うどん」はハズせない。一番人気は名物の「肉ごぼ天」で、揚げたてのごぼ天を、半分は出汁に浸し、残り半分はサクサクでいただくのがツウというもの。ややコシのある麺と、昆布・しいたけ・鯖・うるめ・鰹から旨味を引き出した少し濃い目の出汁が、五臓六腑に沁み渡る。これぞ資さんで飲む醍醐味!
「うどんって白米みたいな、日常のごはんだと思うんです。毎日来てくれる常連さんのためにも、うちが頑張らなくっちゃね」と頼もしい店長。
残業で疲れていても、終電を逃しても、資さんの電飾看板が点いていると、ほっとする。あぁ良かった、俺たちには資さんがある!

資さんうどん 魚町店

住所:北九州市小倉北区魚町2-6-1(小倉商工会館1F)
TEL:093-513-1110
営業時間:24時間営業
定休日: 年中無休
席:60席
P:なし

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