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サケノバ北九州vol.6
酒の場先輩のおすすめの店

もしかしたら「飲み会」のシチュエーションで一番多いのは「職場の仲間と飲む」ではないだろうか。
仕事終わりの一杯は、日々の疲れを癒やし、明日への活力を養う大切な時間。それだけに、選ばれるお店は必然的に「いいお店」が多いはず。
そこで今回は、八幡西区陣原に本社を置く総合不動産会社「グローバルマーケット」さんオススメのお店をピックアップ。まちの情報を知り尽くす業界のみなさんが、日頃どんなところで飲んでいるのか「飲み会」に潜入してきました。

黒崎のまちを元気にする居酒屋


会社の行事から日々の飲み会まで、「グローバルマーケット」の皆さんが頻繁に訪れている黒崎の人気店「居酒屋 晴レル家」は、オーナーの荒木さんが同じく黒崎で営業する「ろばたの絆(いきずな)」の二号店として10年前にオープンしたお店。
祖父が寿司屋、父が魚屋という環境で育った荒木さんは、15歳で料理の道に入り、東京や金沢の割烹で修行した後、23歳で帰郷。当時黒崎で一番の繁盛店だった炉端焼きの店で 5年間修行し、同店の閉店と共に独立した。

八幡出身の荒木さんが黒崎で独立したのは、自分が若い頃に遊んだまちを元気にしたいという思いがあったから。
晴レル家のある場所は、10年前までほとんど店のない寂しい通りだった。そこで荒木さんは、自分の店だけでなく、通りの空き店舗全てのシャッターをキレイにしたのだそうだ。そうすることで次第に出店する人が増え、晴レル家の来客数も増えていったという。「昔は黒崎と言えば小倉よりも賑わっていました。その頃のようにとはいきませんが、パパが育ったのはこんなまちだよと子どもたちに誇れるようにしたいじゃないですか」。
和食から一転、居酒屋へ転向したのにも理由がある。厳しい修行時代に訪れた居酒屋で、働いている人やゲストの笑顔を目の当たりにしたからだ。高級な料理や厳かな空間がなくとも、気のおけない仲間との食事はおいしくて楽しい。「自分が本当にやりたい仕事はこれかもしれない」そう思ったという。

そんな荒木さんが目指すのは「仕事の愚痴や悩みがあっても最後は笑顔で帰ってもらえる」お店。でんでん太鼓や拍子木を使った呼び鈴をはじめとするユーモアたっぷりのサービスを提供するのも、スタッフとゲストの間にコミュニケーションが生まれ、ゲスト同士の会話も弾む、そんな店づくりを大切にしているからだ。
会計時に「えっ今日全部で5000円?安っ!」なんて口にするゲストが多いのは、お金で買えない価値を感じているからだろう。でんでんでーん♪店のあちこちからリズミカルな太鼓の音が聞こえ、元気に返事をするスタッフの声が響く。
グローバルマーケットの創業メンバーの一人でもある小田切さんは、「晴レル家と当社は、オープンがほぼ同時期なんです。だからなのか、この店が頑張っているのをみると、自分たちも頑張らなきゃと思うんですよ」と、店の名物である「鶏唐」を頬張りながら、満面の笑顔で語った。

居魚屋 晴レル家

住所:北九州市八幡西区黒崎2-8-16
TEL:093-641-5022
営業時間:18:00~23:00 OS
定休日: 不定休
席:120席
P:なし

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