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【美味本 Oishinbon 2023】歴史を感じる空間でいただく 伝統を受け継ぐ博多前寿司 | 河庄

| 中央区西中洲 | 日本料理 |

河庄

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個室で職人が握ってくれる極上の寿司。
カウンター席で職人の技も肴に。

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伝統に裏付けられた匠の寿司は美しく美味。お昼は寿司10貫に吸物などが付く『にぎり寿司セット』5500円がお得。お昼は個室の無料サービスもある(要問合せ)

 

 

ライブ感とプライベート感
どちらも満足できる老舗

 

 

創業昭和22(1947)年。戦後すぐから割烹料理や博多ならではの新鮮な魚介を使った「博多前」寿司を手がけてきた『河庄』。食材へのこだわりと確かな技は70年以上に渡って継承され、多くの料理人を輩出してきた。暖簾分けした店も数多く、博多の食文化の礎を築いたとも言える名店だ。突き出し、割烹料理、〆の寿司という寿司割烹のスタイルを博多に根づかせた店でもある。

創業10年後に建てられたという店舗は、皇居新宮殿の設計にも携わった日本を代表する建築家、故・吉村順三氏の手によるもの。和モダンの雰囲気は色褪せることなく、特に当時のまま何も変わらないという2階の個室は欄間など細部にいたるまで歴史を感じられる空間だ。

 

 

専属の職人が立つ1階の小カウンター『赤松』。後にはおすすめのお酒が並び、ワインの種類も豊富。老舗だがかたくるしさはなく、寿司を食べずにお酒を楽しむお客さんもいるそうだ

 

ヒノキで作られたカウンターの前面は美しい組み木細工。2階特設カウンター付き個室『近松』利用はプレミアムコース1人20000円〜(個室料込み)※事前要予約

 

 

職人たちの鮮やかな手さばきを楽しめる1階フロアは2018年にリニューアルされ、メインカウンターとは別に新たな4人がけのカウンターを設置。個室ではないがまわりが気にならず、職人を独占できるプライベートな空間となっている。プライベート感がより高いのは2階の個室。そして、ここでも『河庄』が常に大切にしている〝ライブ感〟たっぷりの贅沢を味わえる。特設カウンターが設置された部屋もあるのだ。職人が立ち、できたての寿司が目の前に運ばれる。中には、口の中でほどけるしゃりの感覚を生かすため職人がお客様の手に直接渡すネタも。結納の席などハレの日、大事なおもてなし…参列する方は「すごいですね!」という驚きの言葉とともに笑顔になるに違いない。

 

店名『河庄』は近松門左衛門の作品に端を発する歌舞伎の演目名。そんな趣深い店だが、敷居は決して高くない。ランチメニューもあり、夜は刺身とお酒だけといった利用でもOKだ。

 

コース料理の一部のふぐ刺し。寿司と割烹料理を食べられる『河庄』オリジナルの『博多前寿司会席コース』は昼5500円〜、夜11000円〜

 

鮮度抜群の魚介は、玄界灘のものなど九州産が中心。市場からだけではなく、漁師さんから直接仕入れるものもある。将来的には自前の漁船を持つことも目指しているとのこと

 

SHOP INFORMATION ーーーーーーーーーーーー

河庄

[所]福岡市中央区西中洲5-13
[☎]092-761-0269
[営]17:00~23:00(月曜)※個室〜22:00(OS21:00)
11:30~14:30(OS13:30)/17:00~23:00(火曜~土曜) ※個室〜22:00(OS21:00)
[休]日曜
[HP]https://www.kawashou.info


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
※お出かけの際は、新型コロナウィルス感染拡大防止に十分ご留意ください。

 

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