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【GOTOASOBI】(小値賀町編)~斑島ポットホール~約六千年の時をかけて生み出された神秘の玉石

\小値賀島ってどんなところ?/
長崎県の五島列北端に位置する小値賀は、
佐世保からフェリーでおよそ3時間の船旅で到着する、
人口2300人ほどの小さな島です。
太古昔、海底火山熔岩によって造り出されたその雄大で美しい独特景観や
海岸美から、島全体が西海国立公園に指定されています。

 

今回ご紹介するスポットは『斑島ポットホール』です。


水平線に映える白い鳥居を目指して

小値賀港 を出発し、車を走らせること約10分。斑大橋を渡って行くことができる「斑島」に到着しました。さっそく島の北東端「玉石鼻」へ。海に向かって建つ真っ白な鳥居のそばに、島の名所ひとつでもある「甌穴」があるのです。

斑島は、小値賀島と同じく海底火山の噴火によってできた島。島の大部分が玄武岩で構成され、海岸に露出する玄武岩には、侵食によってできた甌穴があります。なかでも「玉石鼻」の甌穴は、国の天然記念物にも指定されている貴重なもの。

甌穴とは、海や川で石などが同じところに留まり、岩盤と接触してできた丸い穴のことで「ポットホール」とも呼ばれます。斑島の甌穴は、深さ3m、口径2m、底の径1m。穴の中には、岩の裂け目から流れ込む荒波に研磨されたツヤツヤの玉石の姿が。この直径50cmもの石は、日本最大、世界第2 位の規模といわれ「玉石さま」と呼ばれて、信仰の対象にもなっているそうです。確かに神秘的!

取材当日は快晴だったものの風が強く、町営船が欠航になるほど海は大シケの日。吹きすさぶ風に打たれながら恐る恐る甌穴を覗くと、打ち寄せる波がなだれ込んで玉石が回転する様子を見ることができました。

しかし、甌穴までの通路は岩盤で滑りやすく、波の高い日は水しぶきがかかることもあるので、見学の際は十分気をつけてください。

ポットホール

[所] 長崎県北松浦郡小値賀町斑島郷
[電] 0959-56-2646(NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会)
[P] あり
[HP] https://ojikajima.jp/travel/see/659.html

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