トップに
戻る

【福岡の鍋】寒くなってきた”今”食べたい鍋料理の店を5軒紹介!

寒さを感じるこの頃に味わいたいのは、やっぱりお鍋。
家族と、友達と味わって欲しい鍋のお店をまとめて紹介します!

 


半世紀の「ありがとう」を味わう

食通、特に焼肉通の間では、「当然」という存在の名店『稲』。創業から半世紀、女将の藤原孝子さんが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の言葉を胸に、まじめにコツコツ守り続けてきた店だ。

駐車場になっている1階から客席のある2階へ上ると、まずは生花がお出迎え。「わざわざ足を運んでくださるお客様に喜んでいただきたくて」と、開店から今日まで、一日も欠かしたことのないこだわりだ。温かな女将さんの人柄に惹かれて足を運び続ける常連客も多く、中には親子2代、3代、さらに4代で駆けつけるというファミリーも。

『稲』で味わう、”焼肉”と”もつ鍋”

一般的には日によって、”焼肉”と”もつ鍋”のどちらかをオーダーするパターンが多いかもしれないが、『稲』では、”焼肉”からの”もつ鍋”という流れが常識。というのも、両方に「諦められないポイント」があるからだ。

例えば”焼肉”なら、『和牛 特上タン塩』。

『稲』の不動のNo.1メニュー。『和牛特上タン塩』(1人前2800円 ※写真は5人前)

半世紀にわたり信頼を重ねてきたからこそ入手できる極上部位で、女将さんが心を込めて、1枚1枚スライス。

胡椒と、醤油をサッと回しかけてから運ばれてくるタンは、テーブルに登場するなり拍手喝采の美しさ。片面を7、もう片面を3の割合で焼き、添えられたレモンをギュッと絞っていただけば、溢れ出す旨味と、驚くほどの歯切れの良さに唸ること必至だ。

網の上で炙られ、ツヤをまとったそれは、一口頬張ると、誰もが無条件に目を見張ってしまうほどの衝撃的な味わい。ほぼ全ての席からオーダーが入るので、席の予約と同タイミングでの予約が必須。安心して喜びの瞬間を迎えたい。

(写真左)『タン(並)』、『和牛ロース』、『和牛カルビ』がセットになった『タンセット』(2〜3人前3500円)も人気。

 

(写真右)輝くホルモンの盛り合わせ。それぞれ焼いたら、自家製タレで味わって。『ホルモンセット』(3〜4人前 3000円)。

ボトルは各3000円

ビール、焼酎に加え、スパークリングワインや赤ワインをオーダーする人も多いとか。

 

誰もが 楽しみにしている女将さんの”雑炊タイム”

醤油ベースの出汁が食欲をそそる『もつ鍋』(1人前1300円)。丁寧に下処理を施した小腸とセンマイ、野菜もたっぷり

そしてもう1つの名物が、『雑炊』。これは、”もつ鍋”を味わってからでしかたどり着けないところがポイントで、もつや野菜の旨味を余すことなく受け止めたスープに、ご飯とたっぷりのニラ、卵で仕上げる。

手際の良さにも惚れ惚れ。『稲』ファンにとって楽しみな女将さんの雑炊タイム

シンプルなようでいて、女将さんの手入れが加わると、これが「他では味わえない」一品に。ある時間になると、女将さんの順番をワクワクしながら待つ、客の笑顔が店内を満たす。

「50年、誠実に店を続けてきたつもり。今も、皆さんに「おいしかった!」の言葉で帰っていただくのが一番の幸せです」と女将さん。「ありがとう」の気持ちがたっぷりと詰まった”焼肉”と”もつ鍋”。感動を共有できる仲間と、ぜひ一緒に味わいたい。

【焼肉・もつ鍋 稲 笹丘店】
[所] 福岡市中央区笹丘1-34-14-1
[TEL] 092-771-0425
[営] 17:30〜OS22:00
[休] 月・火曜(祝日の場合は営業)
[席] 44席
[P] 3台
カード/不可

 


ホフッ! うまっ!!新スタミナ鉄板でパワーを充填

スタミナ満点! 酒のアテだけでなく、白飯と共にガッツリ飯にもオススメしたい「ホルモン鉄板鍋」専門店の『ホルモン鉄板鍋 幸家(ゆきや)』が、2021年12月住吉にオープンした。

 

 

北九州、筑豊エリアに古くから根付くB級グルメを、選び抜いた上質のホルモンで、さらには“タレにつけて食べる”独自のスタイルで提供している。1人前(1980円)に入るのはマルチョウ、上ホルモン、センマイさらには、上ミノやカルビまで。

 

 

具に絡めてあるタレは辛味を効かせ、一方つけダレはほんのりとした甘さに。

肉、野菜から染み出る旨味も渾然一体となり、鍋をつつく箸が止まらなくなる。 シメにはチャンポン麺(+330円)を投入し満腹満足。素材の旨味が凝縮したタレで、煮絡める至福のシメ。タレが少ない時は足してくれる。うどん麺(330円)も用意。

 

 

ホルモン鉄板鍋 1980円(1人前)

ホルモン各種だけでなく、カルビが入っているのもうれしい。キャベツとモヤシがこんもりと盛られた鉄板を卓上コンロで温める。良質の肉、ホルモンから染み出る脂の旨味、野菜の甘さが合わさり絶品! 1人前で2人分のボリューム。

 

骨付きカルビ(手前・1100円)、揚げ酢もつ(奥・550円)。

カルビは食べ応えがありジューシー。ビールがススム!

 

センサシ(1100円、ハーフサイズ550円)ほか一品料理も揃っている

 

店内には、1名様でも利用しやすいカウンター席が5席あり、お酒と一品だけのサクッと飲みも可能。2名様からご利用頂けるテーブル席は2席。女子会や仕事帰りの同僚とのお食事や様々シーンで利用できる。

2階席も近日開放される。大人数でワイワイ、深夜の1人飯にも使い勝手のいい新店だ。

 

【ホルモン鉄板鍋 幸家】
[所]福岡市博多区住吉2-18-5
[TEL]092-292-4109
[営]18:00〜OS翌2:30
[休]不定
[席]13席、※2階席も開放予定
[P]なし
カード/可
[instagram]@yukiya.horumon

 


鴨が葱と黄金出汁を背負ってやってくる『博多鴨しゃぶ鍋』

最初から〆まで驚き連発の『博多鴨しゃぶ鍋』を楽しめるのは、中央区春吉に佇む『鴨と葱 淀水二行』。

食事は『本日のコース』5800円のみ。当日のおすすめのコースのため、その日によって料理内容が変更になる(品数は6~7品)。

 

『博多鴨しゃぶ』コース5800円(写真は2人前)

第一の驚きは円形に盛り付けられた近江鴨ロースの美しさと上にのる白髪ネギの山盛り具合。

 

「ネギを入れて、そのあと肉を入れて、肉でネギを巻いて食べてください。ネギは15秒、肉は10秒ですよ」という女将の声とともに鴨しゃぶスタート。

 

 

鴨しゃぶの食べ方は、①出汁のみで②博多酢醤油につけて③針生姜を添えて④山椒を一振りして…と、色々な味を楽しめる。「無添加・無化学調味料、塩も使っていない出汁を心ゆくまで楽しんでくださいね!」と女将さん。

 

まずは特製出汁に鴨肉100%のつみれを入れて待つことしばし。

初めはそのまま一口。やわらかな鴨肉とネギに、大将が作りあげたちょっぴり甘めの出汁が絡んでとろけるよう。

添えられる薬味を合わせると違う味も楽しめる。そして、ミンチも肉も旨いが、実は鴨しゃぶの真髄は出汁にあり!鴨肉やネギの旨味も加わった出汁は、どれだけでも飲めそうだ。

「少なくなってきたら追加しますので安心してどうぞ! 出汁はお酒のチェイサーにもなるみたいですよ(笑)」と女将。

 

大トリは、釜炊きごはんを使ったおじやをぜひ。

炊きたての魚沼産コシヒカリ一粒一粒が出汁の旨味でふくらみ、これまた忘れられない味。

 

〆めの『釜炊きおじや』

 

 

2階は座敷席。鍋の中の出汁の量は女将が常にパトロールして最適にしてくれる。

 

1階はカウンターのみ6席。大将との会話も楽しい。

自慢の出汁がなくなったらその日の営業は終了なので、必ず予約を!

 

【鴨と葱 淀水二行】
[所] 福岡市中央区春吉3-23-22-1
[TEL] 092-732-7718
[営] 18:00〜出汁がなくなるまで
[休] 日祝日
[席] 26席
[P] なし
カード/不可
[instagram] @yodomizunigyo

 


医食同源に基づく、美味しい滋養。

イタリアンの名店が和の風情あふれる「とり鍋」の店を出したとSNSでも話題の『博多とり鍋 なかがわ』!

「『医食同源』を基に、食で美味しく健康をと、こだわりの鴨と刺身で食べられる鶏、調味料も無添加のものを使用しています」と中川さん。

 

『鴨鍋』も『水炊き』も、丁寧にとった澄んだ出汁に、さっとくぐらせるしゃぶしゃぶ方式。完熟柚子の柚子胡椒や、自家製ポン酢、イタリアの海塩など厳選された調味料が、素材の旨味を引き立たせてくれる。

 

『水炊きコース』(4400円、若鶏の水炊き/五島うどんor雑炊、2名〜、2日前までの要予約)

有田焼の器で豪華!

 

『鴨づくしコース』

『鴨づくしコース』は、夜6000円(前菜6種/鴨しゃぶ/五島うどんor雑炊/甘味)、昼コース4400円(鴨しゃぶ鍋/五島うどんor雑炊/甘味)、『飲み放題付きコース』(8500円、6〜24名)もある。

 

たっぷり添えられた採れたて新鮮な野菜からも旨味が出汁にうつり、コンソメのような出汁で〆(五島うどんか雑炊)まで堪能!

滋養たっぷりで、身体の中から元気が出そう。

 

新登場の『14品のおひるごはん』!

『14品のおひるごはん』(1800円)

季節のお料理を色々少しずつ取り合わせており、12品の料理と、ご飯or雑炊、お味噌汁、お茶付き。ご飯、雑炊、お味噌はおかわり自由だそう。1日10食限定なので、予約がおすすめだ。

 

 

6名入れる半個室や、約30名まで対応できる大広間やキッズルームもあり、おもてなしにも利用できる。

 

【博多とり鍋 なかがわ】
[所] 福岡市博多区店屋町3-32中村ビル1階
[TEL] 092-263-3033
[営] 11:30〜14:30(鍋は予約のみ)/17:30〜22:00
[休] 不定
[席] 58席
[HP] https://www.nakagawa-hakatatorinabe.com/
[Instagram] @hakata.torinabe.nakagawa


博多駅近く、アクセス抜群の場所に新しいもつ鍋の楽しみ方を提案する『博多もつ鍋 朋樂』が7月にオープン!

 

 

ここのもつ鍋は、最初にニンニクで炒めた牛モツとタマネギに福岡の地酒を加えフランベすることによりモツ本来の味を引き立て、さっぱりポン酢で味わう。モツの甘みをあっさりと楽しめる。その後、味噌味か醤油味のスープに野菜などを加え、誰もが知るもつ鍋へと変貌する。

 

『もつ鍋 味噌味』(1人前 1760円※写真は4〜5人前)イリコ出汁をベースに、アーモンドや炒りゴマの風味が食欲をそそる味噌味。シメはチャンポン麺か雑炊が用意されている(別料金)。

4種類のモツに加え、たっぷりのキャベツやゴボウ、豆腐などが入り、見た目以上にヘルシーな『博多もつ鍋』(1760円)は、醤油味と味噌味から選べる。使用するモツは国産牛の小腸をはじめとしたその日仕入れた新鮮なものをミックスして提供。

 

国産牛の小腸の他に、シマ腸、赤センマイなどその日仕入れたフレッシュなモツをミックス。キャベツ、ゴボウなどもたっぷりだ。(手前は追加モツ4人前、奥が1人前)

福岡県産の日本酒でしゃぶしゃぶにするため、その旨味も加わる。最後にフランベするので、子どもも安心して食べられる。

 

 

また、もつ鍋に加え、『ヤリイカの活き造り』や『博多ゴマサバ』などの新鮮な魚料理もある。ここだけで福岡・博多を存分に堪能できること間違いなし!

『朋樂』で、もつ鍋の新たな魅力に出合ってほしい。

 

【朋樂】
[所] 福岡市博多区博多駅中央街6-2 2階
[TEL] 092-473-9139
[営] 17:00〜OS23:00
[休] 不定
[席] 60席
[P] なし
カード/可

この度、新しく創刊した『福岡肉本2022』
『福岡の肉の指南書』となる情報を多数掲載!

 

 

■オンライン販売

ふくなびストア

Amazon


■公式Instagram

fukuoka_nikubon


 

法人様・自治体様向け情報サイトはこちら