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【福岡百景・九州絶景】vol.1_JR博多シティ屋上『つばめの杜ひろば』(福岡市)

JR博多駅の駅ビル「JR博多シティ」の屋上には「つばめの杜ひろば」という名称がついていて、その展望デッキからは福岡・博多の街を一望することができる。

 

眼下から真っすぐ伸びる大博通りの先には博多湾、志賀島(しかのしま)、能古島(のこのしま)を望むことができ、空を横切って離着陸する色とりどりの航空機を眺めるのも楽しい。

 

「JR博多シティ」は10階建てだが、この展望デッキは博多駅エリアで最も高い地上60mに位置し、極上の解放感のある場所。空港の位置関係から福岡の街には高層ビル群がなく、空の広さが居心地の良さ、街の魅力に直結している。

 

 

 

「JR博多シティ」は博多駅の駅舎としては四代目にあたる。

「つばめの杜ひろば」の一角には、「JR博多シティ」から600mほど北西寄り、現在の大博通り上にあった二代目博多駅・1番ホームの鋳鉄柱3本がそそり立っている。

二代目博多駅・1番ホームの鋳鉄柱

 

ルネッサンス様式のデザインを基調にした二代目博多駅の駅舎が竣工したのは明治42年(1909年)のこと。同年に日本生命保険株式会社九州支店(現・福岡市赤煉瓦文化館)が、その翌年には福岡県公会堂貴賓館が相次いで竣工している。現存している2つの建築物とこの柱を重ね合わせ、明治・大正・昭和の三時代の旅客をもてなし、旅立ちを演出した豪華駅舎の偉容を思い浮かべる。

 

その奥には住吉神社の分社として祀られている鉄道神社があり、参道脇に設えてある緑や水辺が目に鮮やかで、浄化された空気が辺り一面に広がっている。

鉄道神社へつながる参道

博多駅を訪れると、必ず寄りたくなる…

鉄道神社の手水鉢
鉄道神社・参道脇のせせらぎ

「つばめの杜ひろば」には、そうした思いをかき立てるような、遊び心に富んだ魅力が随所に散りばめられている。

 

 

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