『なかやしき株式会社』がハイブリッド構造の制震デバイス『ダイナミックファスナー®』を全国に専売開始！

2022年08月16日 公開

工学とデザインの融合を目指す西日本工業大学のデザイン学部長・教授が地震で倒壊する家0（ゼロ）を目的として開発されたハイブリッド構造の制震デバイス『ダイナミックファスナー®』を開発した。地震に耐える耐震性能と、地震の揺れを吸収して建物の揺れ幅を抑える制震性能を合わせ持つハイブリッド構造の制震デバイス。木造住宅に不可欠な筋交い金物を制震デバイスに変えるだけで住宅の耐震と制震を実現し、倒壊を防ぐという。

『なかやしき株式会社』は、このデバイスを設置した住宅を、おうち一棟がまるで地震へのシェルターとなるような住宅「おうちまるごと制震シェルター」と名付け、全国の商社からの販売を開始した。価格は1ケース（10個入り）で8万8000円。

また、制震デバイス『ダイナミックファスナー®』の普及のため、’22年7月15日に西日本工業大学 小倉キャンパスで産学連携協定締結の調印式を行ない、今後は同大学の専門技術的な支援を受け、本デバイスと解析ソフトの普及啓蒙活動の一環として、見学会やイベント、開発責任者である教授の講演、解析ソフトを使った解析シュミレーション体験など、さまざまな活動を行なっていく予定だ。

『なかやしき株式会社』は制震力の高い住宅を建てることで地震による損傷を抑止し、持続可能な社会を目指すSDGsの動きの中で長期に維持できる住宅の実現、損壊による廃棄等を防ぐ取り組みを通して、地震を恐れない暮らしの実現、社会貢献に取り組んでいる。