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やまやのヒミツ vol.3

【連載企画】やまやのヒミツ vol.3

~やまやドライ明太子誕生のヒミツ篇~

福岡人におなじみ、明太子の〈やまや〉。数ある明太子メーカーの中でもユニークな存在の〈やまや〉を深掘りして、美味しさのヒミツに迫っていこう!!という本企画。
今回は〈やまや〉の商品開発に様々な角度で携わる5名の方にお話しを聞いて、『やまやドライ明太子』誕生のヒミツを伺ってきました。

 

写真左上より:プランディング推進室・了戒 宮子さん/商品本部・森永 詞子さん/新工場エンジニアリング・多賀 寛信さん/左下より:CX戦略本部 D2C事業部・丸山 真司さん/BtoB本部 マーケティング室・西野 真希子さん

 

「めんたいチューブ」と並ぶ『やまや』の大ヒット商品「やまやドライ明太子」。2018年にデビューし、現在までシリーズ累計52万個以上を販売しています(2022年7月時点)。「”常温”で気軽に持ち運べる明太子を」。すべての始まりはこの思いから。一般的な明太子は冷蔵保存が基本で、発送もクール便です。持ち運び時間を気にせずに購入することができ、手軽に発送できて、常温保存が可能な明太子開発は『やまや』の命題だったのです。

 

丸山さん:「当時は、「めんたいチューブ」の売れ行きが好調で、お客様の食の多様化をより感じていた時期。まず、明太子は持ち帰るのが大変そうと敬遠されている方に手に取ってもらえる商品を。そして、若い客層にも支持を得るため、シリーズ化を念頭に置いて、ドライ明太子の開発に注力しました。派生商品ではなく、あくまで冷蔵の明太子と並列する位置付けが、これまでの商品とは異なるところです」。

多賀さん:「明太子の美味しさには、実は粒感がかかせません。そこで私たちが真っ先に取り組んだのは、明太子ならではの粒感や食感を活かした絶妙な乾燥を模索すること。ドライフルーツなどに使う機械を工場に導入し、商品本部と研鑽を重ねました」。

 

森永さん:「ただ乾燥させればいいというわけではありません。乾燥しすぎると色が黒っぽくなってしまい、逆に水分を残しすぎると肝心要の”常温保存”がクリアできなくなります。この乾燥具合が本当に難しかったですね。温度、湿度、時間をいく通りも変えて見た目、味、食感を気にかけながら何度も試作。未知の領域である”明太子の乾燥”の知見を広げていくことで最良の製法に辿り着きました。そして、私たちが商品化を実現できたのは、コクと旨味があるやまやの『168時間熟成明太子」があったからこそ。凝縮された旨味としっかりとした粒感、表面がつややかで綺麗なのもポイントです」。

 

一方、商品開発と並行して行われていたのが、ネーミングとパッケージデザインです。

 

西野さん:「商品を客観的に見てもらい、より多くのアイデアを集めるために、一般公募でネーミング案を募りました。1000近くの案が集まり社内で検討を重ねました。結果、当初から分かりやすいワードとして社内でも挙がっていた“ドライ”に、”熟成””乾造(かんづくり)”を組み合わせた熟成乾造『やまやドライ明太子』に決定。土産店でお客様に手に取ってもらうには、瞬時に内容がイメージできるネーミングとパッケージが重要ですから」。

了戒さん:「私はパッケージデザインを担当しました。『ドライであることが分かりやすい”搾る”ようなイメージのロゴを』という要望があったので、縄のグラフィックをあしらいました。金色を使うことで贅沢感も演出しています。”熟成””乾造”と合わせてキーワードとなっている”常温”という文字も明記しました」。

 

時代のニーズにピタリとハマり、これまでの明太子ファンだけでなく、新たな客層も掴んだ熟成乾造「やまやドライ明太子」。現在では、「めんたいぺぺロンチーノ」(パスタソース)や「うまだし茶漬け」も加えた全3種が販売されています。さらなる開発の裏側、それぞれの商品の特長を見てみましょう。

 

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\開発の裏側をさらに深堀り!/

Q工場で生産する際に苦労した点は?

A:「ドライ明太子』はすぐ大人気となり増産になりました。約500個を一度に乾燥できる当初の1台の乾燥機だけでは足りず、2台、3台と導入していき計6台に。乾燥具合や味、食感だけでなくもちろん見た目も大事。より形状を美しくするために乾燥の途中で1つずつ丁寧に裏返したり、手間を惜しまず心を込めて作っています。

Q商品の品質管理で気をつけている点は?

A:乾燥は温度を上げるため、菌が繁殖しないように気をつけなければいけません。ベストな乾燥具合を試す中で、各段階の菌検査も入念に行いました。実際に長期保存したドライ明太子を私自身も繰り返し試食して、安心・安全を確認しています。

 

Q人気商品を生み出すために販売方法で工夫した点は?

A:開発中からシリーズ化を念頭に置いてました。複数の商品を「ドライ明太子」シリーズとして土産店に展開すればお客様の注目度も増しますから。そのために食品サンプルやそれぞれの店に合わせた専用仕器も提案。おかげさまで商品の魅力をご理解いただき、販売開始から間もなく大ヒット商品になりました。

 

Q売店などで目を引くためのデザインのこだわりは?

A:第一に、すぐに手に取ってもらえる分かりやすさ、そして贅沢感を出したデザインに。パッケージ上部には食べる時のイメージ画像を配置しました。お客様の興味を引くために少し変形を加えたデザインにしながら、陳列しやすい形状に仕上げています。

 

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\やまやドライ明太子シリーズ/

やまやドライ明太子』〈1本入1,296円〉

明太子の旨味を凝縮。食感はもっちり、味は濃厚。常温で持ち運べ、賞味期間が長いのが特長。そのままでも、炙って食べても美味です。

 

 

やまやドライ明太子『うまだし茶漬け』〈2食入648円〉

「やまや」の「うまだし」+「ドライ明太子」。お湯をかけるだけで、だしの風味豊かな特別感のある明太茶漬けが簡単に作れます。

 

 

 

やまやドライ明太子【パスタソース】『めんたいぺぺロンチーノ』〈約3食分648円〉

茹でたパスタに混ぜるだけで、めんたいぺぺロンチーノに。細かく刻んだドライ明太子の粒感、心地よい歯ごたえがアクセント。

 

 

博多明太子の美味しさはそのままに、扱いやすく、食べやすい。そんな『ドライ明太子』誕生の裏側を知って、今すぐ食べてみたい!と思った方は、こちらのURLをチェック!

👇  👇  👇
https://www.onlineshop-yamaya.com/category_list.html?cc=mentai_drymentai

『やまやドライ明太子シリーズ』は〈やまや〉オンラインショップからでもご購入できますよ✨
お土産や贈り物にはもちろん、明太子好きの方ならぜひ一度ご賞味あれ!きっと美味しさに驚きますよ。

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