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みやま市長 松嶋 盛人インタビュー

本誌編集長が最近気になる市町村長を訪れ、本音でインタビューをしていく連載の第9弾。
今回は本誌特別付録にもなったことがあるガイドブック『みやまの旅』でもお馴染みの「みやま市」におじゃましてきました。

みやま市といえば、大きな青空、のどかな田園風景、そして、セルリー、ナス、高菜、みかんといったおいしい農産物の数々を思い浮かべる人も少なくないのではないでしょうか。市の東部には清水山などの山々が連なり、西部には有明海の干拓によって開かれた低地と、中心部には広大な筑後平野が広がり、北東から南西へかけては一級河川の矢部川が流れているという、類まれなる恵まれた自然環境とそこで生まれた作物は天下一品のものばかり。

また都市環境に目を向ければ、JRと西鉄という主要な鉄道が二本走り、近年では九州新幹線の開通をはじめ、九州自動車道「みやま柳川IC」新設、有明海沿岸道路開通など、福岡・佐賀・熊本の中心部へのアクセスが格段に向上したこともあって、企業誘致はもちろん、子育て世代やセカンドライフの移住や定住先としても人気急上昇中のエリアなのだ。

そんなみやま市の人気の秘訣を探るべく、今回は約39年の教員生活に別れを告げて、昨年10月、市長選に初出馬を表明し、見事初当選を果たしたばかりの松嶋市長を直撃取材。子どもの頃の話から、松嶋市長が描く新しいみやまの未来像まで、しっかりと聞いてまいりました。取材場所は、みやま市の地元食材を使ったビュッフェランチが楽しめる、市役所前の新施設『さくらテラス』。気持ちいい陽射しが降り注ぐ店内で、みやま市の名産品をつかった加工品や特産品に囲まれながら、たっぷりと語っていただきました! しかも、取材後には道の駅で名産品を紹介してもらい、さらには『矢部川くすべぇ』の物語が生まれた矢部川河川敷、市長の自宅で流鏑馬の稽古を披露いただき、みやま市の凄さを満喫してきました!


インタビュアー:初当選おめでとうございます! まずは市長のことから伺います。子どもの頃の思い出や夢、また前職の教員時代のことについてお聞かせください。

瀬高町の小田という山の麓で、江戸時代から続く農家の家に生まれ育ち、高校まで地元にいました。家はハウス園芸をやっていた時もありましたが、私が物心がついた時には、3000本近くの木々を管理する大きなみかん農家でした。その当時は、まだテレビも普及してないし、塾も少ない時代でしたから、自然の中で仲間と遊ぶのが学びの場でした。夏は川で泳ぎ、秋は山に入って木の実をとったりして遊んでましたね。

小学校時代から大好きだった教科が理科だったものですから、中学校では科学部に入って、3年間ずっと天気の記録をつけていました。それがすごく面白くて、それでますます科学が好きになっていきました。今もそうですが、子どもが家族以外の大人と出会うのは、まず学校が最初なんですよね。当時も素敵な先生がたくさんいました。中でも理科の先生には大変影響を受けまして、「こんな大人になりたいな」という思いや「いつかこんな先生になりたい」という将来の夢をぼんやりと描いていた少年時代でした。

そして、高校まで地元から通い、大学進学で初めて親元を離れて上京することになりました。農家の後を継ぐことも考えて、農学部に入ったんです。「兼業で農家をしながら学校の先生もできるし」なんて考えで。ところが、大学卒業後は1年半弱ほどですが会社勤めを経験しました。でも「このままコンクリートジャングルのような都会で一生を終えるより、自然豊かな地元で小さな頃の夢を叶えたい」という思いがどんどん強くなってきて、改めて勉強をし直しまして、教員採用試験を受けて帰郷してきたわけです。最初に6年間、小学校で担任をした後、中学校で理科の教師を経験しました。これまでの38年と6カ月間、教育の現場で、一所懸命に働いてきました。

インタビュアー:市政に挑まれた理由は?

私には男の子が3人いて、今は福岡で2人と熊本で1人働いていますけども、やはり地元に戻ってきてほしいというのが本音です。そして、たくさんの子どもたちを学び舎から送り出してきましたが、やはり地元での就職先が少なくて、なかなか地元に戻ってこられないというのが現実なんです。「この現状をどうにかしたい」と思ったことが市政に挑戦してみようと思った最初のきっかけです。だから選挙の時から「子や孫が定住できるみやま市を」というスローガンを打ち出し、三本の矢にたとえて政策方針を立てたわけです。50年後、100年後、次の未来にバトンタッチできる未来を、これから市民のみなさんとつくっていきます。

インタビュアー:その「三本の矢」に例えた政策内容はどんなものでしょうか。

毛利元就の「三矢の訓」にちなんで、みやま市が持っている「三つの利」を活かしたまちづくりをしていくことでさまざまな課題を解決し、みやま市の明るい未来づくりと、未来を担う人づくりをしていきます。

一つ目は「天の利」です。みやま市はありがたいことに災害が少なく、日照時間が多いという特徴があります。また、太陽の恵みをたくさん受けた、山、川、海、平野。子育てや教育の場としての生活資源としてはもちろん、エネルギー資源や観光資源として、その豊富な自然環境をさらに活用していく取り組みに力を入れていくことで未来の基礎をつくります。

二つ目は「地の利」です。鉄道、新幹線、高速道路、沿岸道路、道の駅、公共施設…など、人口が4万人満たないまちなのに、これほどインフラが整備されているまちはそうそうありません。これらはすべて先人たちが築いてくれたまちの宝物なんです。その宝物をもっと外にアピールして有効利用していくことで、企業誘致や働く場の増設などに取り組んでいきたいと考えています。

三つ目は「人の利」です。みやま市には特殊な才能や技能を持った人たちがたくさんいます。特にいまはまだ世間にあまり知られていないが、光を当てれば輝く若者や女性に活躍の場を提供することで、さらに輝いていってほしいと考えています。また、その人たちと各世代や各業界とのネットワークづくりにも力を入れていくことで、その才能や技能が次の世代へ伝承していくことができるように取り組んでいきます。この三つ目の矢が一番大事で、「人こそ、みやま市の最大の資源であり、財産である」と考えています。

この三つ目の矢をひとつに束ねて、みやま市の今の課題を解決し、未来の芽を育んでいきます。

インタビュアー:最後にメッセージを!

季節ごとの伝統行事や祭りを巡ってほしいですね。歴史ある貴重な文化を体験できます。また、前職のときから関わっている『矢部川くすべぇ』はじめ矢部川河川、中ノ島公園、清水山や清水寺散策、九州オルレ、長田鉱泉場など、みやま市ならではの大自然を満喫しに来てほしいですね。それから道中には、道の駅のおいしい名物や特産品もお忘れなく。また、子育て世代の移住やセカンドライフの定住支援にもたくさん取り組んでいますので、ぜひみやまでしかできない豊かな暮らしがあることを衣食住で体験しにお越しください!


地元の仕立て屋『クロキビスポークルーム』黒木さんに相談され、『矢部川くすべぇ』の誕生にも前職時代に関わっていたという松嶋市長。取材中も目を輝かせながら熱く語ってくれました。またその後には「三本の利」政策のアイデアにもなった小笠原流の流鏑馬の練習にも同行。学生時代から今も続けている流鏑馬や琉球古武術など松嶋市長こそ、個性豊かなみやまの人を象徴するキャラクターの持ち主でした!

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