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【福岡の頼れるお医者さん2019】骨卒中について かつの整形外科 院長インタビュー

福岡市でも2015年より65歳以上の方が全人口の2割を超え、高齢化社会へと突入。 注意すべきなのは高齢者だけでなく、肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・肝臓の病気・心疾患など、若年層でも気をつけておかないといけない病気。「何かが起きてから行動を起こす」ではなく、「何かが起きる前に行動する」という事が必要になってきている現代。以前にも増して医療情報が大切になっているにも関わらず、病気の予防方法や、対処方法、どんな専門医に診てもらえばいいかなど、分からない事ばかりです。 本書では、事前に知りたいことや疑問や注意すべき病気の予防や対処方法に福岡県内の専門医の先生方にお答えいただき、病院やクリニックの紹介をしています。

2019年度版を1月31日に発売させて頂きました。その内容を一部ご紹介させて頂きます。

高齢者に忍び寄る危険な症状「骨卒中」を知っていますか?

脳卒中が脳の血管がつまったり破れたりして死に繋がることはよく知られていますが、にわかに注目をあつめている「骨卒中」をご存じだろうか?

「高齢者の場合、骨折そのものが命に関わるわけではありませんが、ゆくゆくは生存率を低下させるという事が研究データでも明らかになっています。そこで、骨折も命に係わる重要な疾患と捉え『骨卒中』という表現で、骨粗しょう症や転倒骨折への注意喚起を行っているのです。」と勝野先生は解説する。骨粗しょう症とは、骨の中がスカスカになって、もろくなる病気でちょっと手をついたり、転んだりするだけで骨折のリスクが高まるので注意が必要だ。中でも気を付けたいのは、背骨の「ドミノ骨折」だという。

「骨粗しょう症がおそろしいのは、知らない間に骨折してしまうこと。特に背骨はつながっているので、一個骨折すると、それを支えようとする隣の骨にも圧が掛かってつぶれてしまうのです。『すごくいたいわけじゃないけど腰の痛みがずっと続く』という人のレントゲンをとると、複数骨折していることもあります。背骨を骨折した場合、10年後生存率は1~2個だと76%、3個の場合は50%にまで低下してしまうんです。大腿骨骨折ではさらに生存率が下がるとも言われています。歩けなくなって寝たきりになると、肺の機能が衰えて肺炎を起こしたり、膀胱機能低下から膀胱炎を併発したり、そのほかにも様々な病気を併発してしまうからです。」

40歳代から要介護予備軍?ロコモティブシンドロームに注意

要介護や寝たきりの原因となる骨粗しょう症を遠ざける為のポイントとして、勝野先生は「ロコモディブシンドロームにならないように注意すべき」と指摘する。ロコモティブシンドロームとは、運動器(筋肉・神経・関節)の疾患のために「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態を指す言葉。

以下の1項目をチェックしてみてください。

〇片脚立ちで靴下を履けない。

〇家の中でつまずいたり、すべったりする。

〇階段を上るのに手すりが必要。

〇掃除機がけや布団の上げ下ろしなどの重い家事が困難。

〇2キロほどの買い物袋を持ち帰るのが大変。

〇15分ぐらい続けて歩けない。

〇横断歩道を青信号で渡り切れない。

上記チェックリストで当てはまる項目が多ければ転倒の危険性は高くなります。

チェックリストの1つでも当てはまるものがあれば要注意です。

続きは、【福岡の頼れるお医者さん2019】にてご覧ください。

 

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かつの整形外科リハビリテーション科

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