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【すてきなリノベのお宅訪問~戸建編】朗らかに年を重ねるために必要なのは、広くて暖かい家『3rd. Cafe LIVING STYLE 』

すてきなリノベのお宅訪問
3rd. Cafe LIVING STYLE
筑紫野市[Y邸]【1-2】

 

 

 

気力、体力が十分あるうちに
リタイア後の住まいを考える

 

 

Yさんの家は築27年。キッチンやバス・トイレなどの設備はそれなりに使い込んではいるものの、外観も、いや内装だってそこまで古いわけではない。それでもリノベーションに踏み切ったのはなぜか?「2人の子どもも成人したし、ローンも終わったし、同居していた母も一昨年他界してと、いろんなタイミングが重なり、夫婦で老後のことを考えるようになったからです」とYさんは胸の内を明かす。さらに、フルタイムの仕事を辞めて自宅にいる時間が増え、「冬は寒くてしんしんと冷える。とにかく暖かく過ごせるようにしたい」という奥さまの言葉にも背中を押された。

夫婦2人でマンションに移り住むことも考えたけれど、長年暮らした愛着のあるこの場所に住み続けることを選択。年を重ねても安心して暮らせる環境にしておこうと、気力も体力もある今のうちに、住まいを仕立て直すことにした。

 

 

キッチンとダイニングを真横にレイアウトしたので配膳・片付けの動線はコンパクトに。冷蔵庫は見えないように壁で覆い、使っていなかった勝手口をなくして、パントリーにつくりかえた

 

キッチンの照明は邪魔にならないよう細いスチールフレームの個性的なデザインをチョイス

 

 

まずは、インターネットで見つけたリフォーム会社に連絡。間取りを持参して訪問したものの、「寝室がある2階にトイレを増設したい」と要望を伝えたところ、工事が難しいとの返答を受ける。

 

気を取り直して、次は『フクオカリノベ』で見つけた[サードカフェ]にアプローチすることにした。「施工事例も感じがいいし、体験コメントにも『家が暖かく、おしゃれになった』とか『きめ細かな対応をしてくれた』とかいいことしか書かれていなくて。本当かしら?とまずはカフェに様子を見に行ったんです。カフェのインテリアも気に入ったので、詳しい資料をいただいて、その後、自宅まで調査に来てもらいました。家の傾きなどを見てもらったところ、特に問題なく、構造を残してリノベーションできるし、2階のトイレ増設も可能ということだったので、お願いすることにしました」。

 

 

 

 

 

設計者に思いを伝えるための
「やりたいことノート」

 

 

10年後、20年後の暮らしも想像しながら、奥さまは実現したいことを一つずつノートに書き出していった。階段の勾配は緩やかに。壁面収納付きのテレビボードは残して使いたい。キッチンはオープンにしてパントリーをつくる、などなど。「寒いのはいやだけど、和室の壁をなくしてリビングを広くしたい、なんて矛盾した要望もあったんですけどね(笑)」。

 

 

畳スペースも。リビングから見える所に仏壇スペースを確保

 

 

壁をなくしてリビングを拡張
テレビボードを間仕切りに

 

 

いくつもの要望をもとにプランを作成。ポイントになったのは、高さが天井まであるテレビボードのレイアウトだ。これまでは壁際にして配置していたというが、[サードカフェ]からは、これをリビングと和室の間仕切り壁として使うことを提案。和室は4畳半ほどのサイズに縮小して、リビングを拡張することにした。これには「この大きな家具をどう置くのかなと思っていたのですが、アイデアがいいですよね」とYさん夫妻も大いに納得。

 

 

壁際に置いていた天井までの高さがある収納付きテレビボードを、和室との間仕切りに転用。圧迫感もなく、和室とLDKが緩やかにつながり広がりも感じられるようになった

 

 

 

テレビボードの間仕切りの裏は一面収納棚に。足元が開いているので客用布団2組、敷くことができる。

 

「インテリアに黒を取り入れたい」という奥さまの要望には、階段の鉄骨やキッチン照明など、随所に黒いラインを取り入れて対応。クールなアクセントが光る空間をつくりあげた。

 

黒が好きな奥さまの要望でつくった鉄骨階段がシンプルな空間のクールなアクセントに

 

 

------Company Profile-------------------------------

3rd.Cafe LIVING STYLE

[所]春日市白水ケ丘4-7アミティときわ1階

[☏]092-983-3093

[HP]https://www.thirdcafe.com/

※この記事は「フクオカリノベno.8」より抜粋して記載しております

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