お問合せはこちらお問合せは
こちら

あくまで庶民的な正統派豚骨を志す職人のラーメン対談

天神一の行列を作る『博多らーめんShin-Shin』、
春日市の愛され店『ラーメンやまもと』
両店主によるスペシャル対談。
中牟田さんは屋台出身。
一方山本さんは亡き父と始めた店の暖簾を35年間守り続ける。
さまざまな味が台頭するラーメンボーダーレス時代において、あくまで“昔ながらの豚骨”を貫く両雄に思いを語ってもらった。

博多ら一めんShin Shin

有限会社Shin-Shin
代表取締役

中牟田信一

Shinichi Nakamuta

1969年福岡出身。20代前半で屋台に入り
『やましょう』『ともちゃん』などで腕を磨く。34歳の時、自身の名前が由来の『博多ら一めんShin-Shin』を開業。親不孝通り近くにできる行列は日常の光景に。来福した著名人が訪れる店としても知られている。

ラ—メンやまもと

株式会社オフィスやまもと
代表取締役

山本雅彦

Masahiko Yamamoto

1964年福岡出身。1983年、福岡大学在学中に父と共に「ラ—メンやまもと」を開業。父が他界した後も暖簾を守り続ける。「ひとつの味を突き詰めたい」と、シンプルな博多ラ—メンを日々研究。味のブラッシュアップを続けている。現在、春日本店と筑前店の2店舗。

根っからの豚骨ラバー 2人の職人の原点とは

山本
「中牟田さん、今日はよろしくお願いします。中牟田さんとじっくり語りたいと思っていたんですよ。以前、共通の知人を通じて一度お会いしたことがあったでしょ。あの時は、少し話した程度だったんですが、中牟田さんの人柄や、漂うオーラに一気に惹きつけられまして。私は、他のラーメン店主さんとの交流はほとんどないのですが、この人とは仲良くなりたい!と。不思議な魅力のある方ですよね」

中牟田
「ありがとうございます。オーラだなんて恐縮です。いたって普通のラーメン屋のおいちゃんですよ(笑)。お会いした時のことは覚えています。私も山本さんのこと気になって、春日の店までラーメン食べに行きました」

山本
「光栄です。ぶっちゃけウチのラーメンいかがでした?」

中牟田
「昔ながらのシンプルな感じでお世辞抜きにバリ好きな味!
カウンターごしに見る厨房も掃除が行き届いていて、何より丁寧にラーメンを作っている印象でした。
私がおうかがいした時は小さな子供連れのファミリー客も多くて、皆笑顔でラーメンを食べている。『あぁ、地元に愛されている店なんだなぁ』と。
ラーメンも店の雰囲気もああいうほのぼのした感じって簡単に出せるものではありません。地域密着で長くやってこられたこそ、にじみ出るもの。福岡ラーメン界の貴重な存在です。店を始められてから30年以上でしたよね?」

山本
「1983年創業ですので35年です。他界した父と始めまして、開業当時私はまだ学生でずぶの素人でした。麺上げもできないまま、オープン初日になり300人ぐらい来てくださったんです。今考えるとゾッとしますけど、下手なりに無我夢中で作りまして。
その時感じた、お客様に美味しいと言ってもらえる喜び、達成感は、今も私の原動力になっています。麺上げは初日だけで格段に上手になりましたよ(笑)そんなゼロからスタートした店ですので、これまでお客様に育てていただいたとの思いが強いですね。本当に感謝してます。
中牟田さんはどのようにラーメンの道へ?」

中牟田
「小学生の頃から大のラーメン好きで、300円にぎりしめてよく食べに言ってました。思い返せばその頃はラーメン250円、大盛り300円(安い!)。地元大野城や大橋界隈のラーメンが好きでしたね。それで20代前半から屋台に入ったんです。特に将来のプランがあったわけではないんですが、修行をしているうちに自分でラーメン屋やりたいなと。その後『博多らーめんShin-Shin』を立ち上げました。約15年前、私が34歳のころです。
そのように幼少から博多ラーメンに親しみ、屋台が源流だからか、ラーメンはあくまで大衆食であるべきと今も強く思っています。気軽で、身近にあるもの。言い方悪いですけど“たかがラーメン”でいいんですよ」。

山本
「そうですね。多種多様なラーメンが出てきて世界的人気を誇る今こそ、私もブレずに庶民的な正統派豚骨にこだわりたい。そこは中牟田さんと共通していると思います。
Shin-Shinはいつも行列できていますが、外国人も多いでしょ?彼らに、博多ラーメンの歴史や楽しみ方的なものを何かアナウンスしているんですか?」

中牟田
「外国語メニューを置いているだけで、特別なことはしていません。以前、麺をすする文化のない外国のお客さまに、良かれと思って食べやすい柔麺で出したら、「ヤワイネ」って一蹴されたんです(笑)。彼らもすでにラーメンのことを十分に知っているし、博多の文化そのものを味わいにきています。味やメニューも外国人に寄せることなく、そのままに。
ただし、価値観を押し付けるのではなく
『これがShin-Shinのラーメンです。お口に合いますでしょうか?』
と、謙虚な気持ちで接していますね」

「まわりのラーメン店とか全く気にしない。ひたすら自分の道を」
「結局、博多っ子には豚骨ラーメンのDNAが刻まれてますよね」



博多らーめんShin-Shin

住所 福岡市中央区天神3-2-19
電話 092-732-4006
営業時間 11:00~翌3:00(OS翌2:30)
休/日曜(祝日の場合営業。翌日休み) 席/28席 P/なし
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40004980/

ラーメンやまもと

住所 福岡県春日市下白水南1-8
電話 092-573-8594
営業時間 11:00~21 :00(OS20:40)
休/木曜(祝日の場合営業。翌日休み) 席/24席 P/5台
https://retty.me/area/PRE40/ARE135/SUB13501/100000763097/