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【すてきなリノベのお宅訪問~マンション編】花のある幸せな暮らしを 新しい空間からお届け『3rd.Cafe LIVING STYLE』

すてきなリノベのお宅訪問
3rd.Cafe LIVING STYLE
福岡市南区[花あつめやココチミュウ

 

 

 

出店経験をもとにした
事前のレクチャーに感謝

 

 

西鉄高宮駅と大橋駅のちょうど真ん中あたり。大通りから一歩入った静かな路地に、2021年12月、1軒の花屋が誕生した。店名は『花あつめやココチミュウ』。白い外壁に深いブルーの扉が映える。ガラス窓をのぞき込むと、カウンターには色とりどりの季節の花たちが並んでいる。

 

 

 

 

店主の夢良上恵美子さんはこの店を開く前、約4年間、自宅でフラワーアレンジメントやキャンドルづくり、多肉植物の寄せ植えなどの教室を開いていた。ところが、新型コロナウイルスの影響で教室の継続が難しくなったため、出張花屋として屋外のイベントに参加。ワークショップも開きながら、お客さんとのコミュニケーションを図ってきたという。

 

「イベントを通して、改めてお客様と直接ふれあい、語り合える喜びを実感。お店を持ちたい気持ちが高まりました。そんなある日、サードカフェさんが開かれるイベントに出店し、お店の建築相談も受けていらっしゃることを知ったんです。代表の桐谷さんが、ご自身が店をつくられた時の経験をもとに出店の手順や事前の準備、注意事項などを細かくレクチャーしてくださいました。融資面の相談も桐谷さんのお話を伺っていたから事前にしっかり準備ができ、不安要素がかなり減りました。店舗設計の実績が多いサードカフェさんに頼んで良かったと思う点の1つです」。

 

 

*Lessonspace

ショップの奥はワークショップや教室、写真を撮影するためのスペース。生花やドライフラワーを使ったアレンジメントや、籠を用いたギャザリングなど、今後も様々な教室を開催する予定。

 

 

店舗に適した物件は築40年以上になるビルの1階。元は学習塾だったという約13坪のスペースは、すでに床も壁も建具もボロボロだったという。だが、[サードカフェリビングスタイル]のリノベーションを経て、ご覧の通り、優しい花の表情に満ちた小さな花屋へと大変身を遂げた。

 

 

 

 

色のトーンを合わせて
全体的に統一感を演出

 

 

古い空間は一度スケルトン状態に。ギリシャのサントリニ島をイメージしたリノベーション工事が始まった。汚れたコンクリートだった床は10㎝底上げして無垢の床材をはった。カウンターとレッスン用のテーブルの間には、ガラスのペンダントライトを、高さを変えながら配置。空間にリズム感が生じて、いいアクセントになっている。フレッシュな生花が並ぶカウンター、ドライフラワーや雑貨が並ぶディスプレイ用の棚、人が集まるレッスン用のテーブルは、夢良上さんのイメージ通りに配置。それぞれのコーナーのテイストを守りつつも、色味を合わせることによって全体的にまとまりが生まれた。

 

カウンター奥の壁は一面すべて収納。白の扉にブルーの枠を付けることで引き締まった印象になる

 

プリザーブドフラワーを瓶に詰めてグラデーションをつけてディスプレイ。棚は瓶の大きさに合わせて造作してもらった

 

「本当はもっとやりたいこともありましたが、当然、費用もかさみますよね。サードカフェさんは、こちらの気持ちを汲み取って、予算に合う代替案を出してくれるんです。その代替案が本当に良かった。理想通りのお店になったところがスゴイな、と。本当に感謝しています」。

新しく生まれ変わったこの空間から、花を通して幸せな人々の笑顔がたくさん広がりますように。それは店主の願いであると同時に、[サードカフェ]のスタッフの心からの願いでもある。

 

 

季節の花を眺めながら、自然と棚の雑貨類にも目がいく設計。カウンター越しに会話も弾む

 

 

 

------Company Profile-------------------------------

3rd.Cafe LIVING STYLE

[所]春日市白水ケ丘4-7アミティときわ1階

[☏]092-983-3093

[HP]https://www.thirdcafe.com/

※この記事は「フクオカリノベno.8」より抜粋して記載しております

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