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Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/柳町達

柳町達(やなぎまち たつる・背番号32)

年男・柳町がプロ2年目で飛躍。

外野のレギュラー奪取へ 覚悟と気合のキャンプ入り!!

層の厚い外野陣の中で、また一人有望な選手が育っている。初年から開幕一軍入りを果たし、2年目の今季、二軍で最多安打のタイトルを記録、一軍でも初ホームランを放った柳町だ。安打を量産するヒットメーカーの期待がかかる逸材は、どんな覚悟で秋季キャンプに挑んでいるのだろうか。

 

 

(編集部:今シーズン、チームは4位という結果に終わりましたが、柳町さんは初のタイトルを獲得するなど、自己最高の成績を残されましたね。)

1年間応援ありがとうございました。日本一を達成できずに申し訳ない気持ちですが、来年の日本一を目指して、チーム全員動き出しています。頑張っていきますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いします。僕自身は、一軍で初ホームランや猛打賞が出ましたし、二軍では月刊M V Pと最多安打のタイトルを獲ることができました。どれも嬉しかったのですが、プロ初のタイトルという意味でも、最多安打は自信になったのかなと思います。タイトルが獲れたのは、強くスイングできるようになったことが大きいと思います。やはり打球も速い方が抜けていく確率が上がりますよね。それをイメージして、シーズン途中からしっかりフルスイングをする練習を取り入れ、試合でも意識して持続できたことが良かったと思います。

11月からは新体制のもと、秋季キャンプが始まりました。今キャンプのテーマは、打撃、守備、盗塁の全てをレベルアップさせること。シーズン中に感じた課題は、強い打球を打ち返す力がまだまだ足りないということでした。流し打ちには自信があるんですが、一軍は球が速くて重い投手が多いので、しっかりとらえて、しっかり引っ張って打ち返す力が欠かせません。それを改善するためにも、打者はバットを振ってなんぼ。数にこだわりながら、しっかりバットを振って、今よりスイングスピード上げた状態で来季を迎えたいと思います。結構追い込まないといけないですね〜。突き詰めてやっていきますよ!

 

仲間に信頼される 職人肌の選手を目指して

 

野球を始めたのは小学校1年からで、幼少期はイチローさんの試合(当時、マリナーズに所属)をよく見ていました。自発的に見ていたというより、家のテレビがよくB S放送になっていたので付いていたので、自然と目に入っていたという感じですね。野球経験を重ねてもメジャーへの憧れは湧かず、プロ野球選手になることが一番の目標でした。そしてホークスに入って一番刺激を受けたのは、柳田(悠岐)さんの存在です。大事な試合やここぞというポイントで必ず結果を出す姿は、見ているだけ、同じ空間にいるだけですごさを感じています。僕も柳田さんのように、チームメイトや監督・コーチから信頼される選手になれるように頑張っていきたいです。

理想の選手像で言えば、今年で引退された長谷川(勇也)コーチのような打撃を極めた、職人肌の打者になりたいですね。ただ、あのレベルに達するには相当な集中力が必要ですし、自分で技術を極める姿勢というか、考えながら練習をする姿勢を何年も貫いていかないといけません。すぐには到達できないレベルですが、長谷川コーチに教えを乞いながら、少しでも近づけていければと思います。

来季は1軍でのレギュラー定着が最低目標です。そのためにも、自分の強みである“選球眼”に加え、出塁率の高い選手を目指します。何番を任されても、主軸に投げるようなプレッシャーを与えられたらいいですね。実は初ホームラン打った日に、親父が茨城から見にきていました。お互い照れ屋なのでそれについて話はしていないんですけど、喜んでくれたのかなと思います。来季はより活躍をしている姿を見せたいですね。

 

Q仲が良いチームメイトは?

1996、1997年生まれの同世代ですね。谷川原(健太)、川瀬(晃)、海野(隆司)とよくしゃべっています。大抵、野球以外の話で盛り上がっているので、野球の話に及ぶことは皆無に等しいんですが…(笑)

 

Qリラックスできるのはどんな時?

湯船に浸かっている時ですね。結構な長風呂です。携帯を持ち込んで、YouTubeを見たりして、ゆっくり浸かっていると疲れも吹っ飛びます。

 

<PROFILE>

2019年ドラフト5位でホークスに入団。ルーキーイヤーに開幕一軍入り。今季はウエスタン・リーグで88安打を記録し、最多安打を記録。8月には月刊M V Pにも輝いた。1軍では最終戦でプロ初本塁打。後半戦はスタメンにも定着し、レギュラー争いに名乗りを上げた。

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