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落ち着いた和モダン空間で季節を愛でる魚料理を

カウンター席、個室…
大切な時間を最高の空間で

 

夜、木に包まれたスタイリッシュでアーティスティックな建物がライトアップされ、住宅地に浮かび上がる。石畳のアプローチを抜け、扉を開けると広がる和モダンの落ち着いた空間。まず目に飛び込んでくる全長8mの美しい白木のカウンターをはじめ、神社仏閣の建築や補修に携わる宮大工が手がけた店舗は、どこを見ても凛とした風格と温もりをまとっている。

 

 

迎えてくれるのは飯場に立つこの道30年の店主・江藤好宏さん。「(2021年10月の)17周年を記念して、カウンター席の椅子を『星野民藝』の椅子に新調したばかりなんです。座り心地がいいですよ(笑)」。桜の木を使いカウンターと高さを合わせた特製の椅子は、長時間座っても疲れにくく、江藤さんとの会話を楽しみに訪れるお客様も喜ばれているそうだ。

 

一人の時や、板前たちの美しい仕事ぶりを見たり江藤さんとの会話を楽しみたいのなら1階席へ。大切な人と心置きなく過ごしたい時、特別な日、大事なおもてなしならば2階の個室へ。『江藤家』は、様々なシチュエーションで利用しやすいお店だ。洗練された個室はお祝い事にも最適な空間で、「息子さんや娘さんがご両親を招待して一緒に食事をしている姿を見ることも多いですね」とうれしそうな江藤さん。お客様の大切な時間のために日々腕をふるう。

 

生簀から取り出され目の前でさばかれる『本カワハギの薄造り』は、コース料理にもよく出される人気の一品。濃厚なキモを弾力のある身で巻いて食べると舌がとろけそうだ

 

旬の魚介を使う多彩な料理
厳選した日本酒と一緒に

 

板場に立つ江藤さんの後ろにある大きな生簀には、左にアラ、中央に伊勢海老、右に本カワハギが泳ぎ、ついついその動きに見とれてしまう。「アラは対馬と壱岐の間にある瀬で獲れたものを漁師から直接仕入れています。身が傷まないように、一本釣りで手釣りのアラなんです。いい魚が手に入ると楽しくなります(笑)」。

 

確かな素材を使うのは江藤さんの信条。毎朝長浜市場からも新鮮な魚介を仕入れ、その時に一番の素材を使った四季折々の料理を提供している。昼のコース5500円〜や夜のコース16500円〜で季節によって様々な料理を楽しめ、例年10月から3月にかけてはアラとフグを味わうことができる。

 

また、刺身、塩焼き、唐揚げ、しゃぶしゃぶなどでアラを味わい尽くす『アラコース』を求めて毎年訪れる全国のファンも多い。「アラの塩焼きは、キリッとした辛口の日本酒を合わせると最高ですよ(笑)」。最高の料理を、江藤さんおすすめの厳選された日本酒と一緒に楽しみたい。

 

数々の料理の後の〆は自家製明太子と高菜の油炒め(どちらも持帰り可)と一緒にいただくごはんが定番だが、お願いすればお茶漬けやなんとカレーにすることも!お客様に喜んでいただくために必要なのはお客様の希望に応えること。固定観念にとらわれない、懐の深い和食店なのだ。

江藤家

福岡市中央区大宮2-4-30

[TEL] 092-523-0301
[営] 11:30〜14:00/17:30〜23:00 ※予約制
[休] 日曜

[席] カウンター10席、テーブル16席、個室5室(最大28席)
[P] なし
カード/可

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