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Fuku Spo – アビスパ福岡/ドゥドゥ

ドゥドゥ(Dudu)・フォワード背番号18

©avispa fukuoka

チャンスでもっと決めていれば、チームも良い成績を残せていた。

今季の序盤は私たちがイメージしていたように6位以内をキープしていました。そこからチーム状態が上向きになり、シーズン中盤では首位に立ちました。しかし、その後の試合でつまずいてしまい、J1に自動昇格できる2位以内をキープできずに3位から6位で争うプレーオフ圏内に留まっています。

個人的には(第39節終了時点で)33試合に出場し10ゴールを決めていますが、チーム同様、私のプレーにも波があったと思います。今のゴール数はイメージしていたものと違い、いくつかの試合でゴールチャンスを逃してしまいました。そこでしっかりとゴールを決めていれば、チームも私ももっと良い成績を残していたと思います。(この号が出た時にシーズンは終わっていますが)チームとしても個人としても良い結果が出ているようにがんばっています。万が一、自動昇格を達成できずにプレーオフを勝ち上がっても、その後にJ1チームとの対戦に勝たないと昇格はできません。その戦いはかなり難しい試合になると思います。私たちが今季培ってきた戦術や連係を大事にして戦う姿勢を出すことが大事になります。プレーオフに回ったら、一戦一戦を決勝戦のつもりで戦います。

 

ブラジルで出会った監督には今でも感謝している。

私が本格的にサッカーを始めたのは6歳です。そこで週3回練習をして大会などに出場していました。12歳になると毎日練習するようになりました。ブラジルでは早いと16~17歳でプロサッカー選手になりますが、私はそれに比べると遅く、20歳でプロチームに所属し、21歳でプロ契約しました。

小さい頃から攻撃的な選手としてプレーしていましたよ。私の特長はスピードで、他の子どもたちより少し技術もあったので点を取ったり、想像性のあるプレーでアシストしたりすることを求められました。当時は監督から「フリーマンとしてボールのあるところで常にプレーをしろ」と指示されました。自由を与えられたのは嬉しかったのですが、それと同時にキャプテンだったので責任感を持つことができたと思います。

私に大きな影響を与えたのは、その監督です。彼は監督というより教育者でした。チームは貧困層の子どもたちが多く、練習や試合で汚い言葉を使ったり、学校の成績が悪かったり、家で親の言うことを聞かなかったりすると練習に参加できませんでした。大好きなサッカーができないのは辛いので、マジメに過ごしましたね。サッカーへの影響も大きかったのですが、そうした意味では私の人格形成にも大きな影響があったと思います。その監督には感謝していますし、今でもブラジルに帰った時には必ず会って、ユニフォームをプレゼントしています。彼の教えのせいか、得点王になるよりもチームの勝利に貢献することが私には合っていると感じます。それがゴールを決めることや、アシストすることかもしれませんが、それ以外でもチームに貢献して試合に勝てれば私は満足です。これまで所属したチームで多くの監督と一緒に戦ってきましたが、ほとんど主力としてプレーできたのは、そうしたことを意識してプレーし決定的な場面に数多くいて、チームの決定力を上げていたからだと思います。  プロになったことを実感したのは、22歳の頃、母に実家の改修工事費用をプレゼントした時ですね。多くのブラジル人サッカー選手は、家族の生活を、より豊かにするためにプレーしていると思いますので、私がやったことは普通のことです。

日本に来たことも私に大きな影響を与えました。サッカーは世界共通ですが、日本のサッカーはブラジルと違います。その違いを理解することが外国でプレーするために必要です。だから私はチームメートとコミュニケーションをとって、より深く日本のサッカーを理解するために日本語を覚えるようにしました。今ではサッカーに関することなら通訳なしでもチームメートが言おうとしていることはわかりますし、私が思っていることも伝えることができています。他国のサッカーを理解しようとする姿勢が日本に来て変わりました。

 

日本のサポーターの応援は常に一心同体で戦っていると実感できる。

今季は応援ありがとうございました。私たち選手は、サポーターとともにJ1に行くためにハードワークしています。(この号が出る頃に)自動昇格していればベストですが、プレーオフに回ったとしても、サポーターのみなさんにJ1昇格をプレゼントできるようにがんばります。ブラジルのサポーターは熱狂的で時に過激な時があります。しかし、日本のサポーターは常に声援や歌、手拍子で後押ししてくれます。そうした行動を見て、私たち選手はサポーターが常に味方で一緒に戦ってくれていると実感します。だからこそ、私たち選手はサポーターのために勝利を目指してハードワークできるのです。これからも応援よろしくお願いします!

 

編集部からのおまけ質問「行きつけの店、教えてください!」

よく行くのは博多駅の近くにある「ハードロックカフェ」です。ブラジル料理に近いですし、子どもたちはそこのフライドポテトが大好きです(笑)。他によく行くのが「すき家」と「くら寿司」ですね。特に「すき家」は名前を覚えてしまうくらい好きになりました(笑)。日本食ではラーメンや焼肉も好きです。初めて焼肉店に行った時は、自分で焼くスタイルにビックリしました。ブラジルでは焼肉店がなく、コンロのあるテーブルは初めてだったので。

©avispa fukuoka

※シティ情報Fukuoka 2018年12月号本誌掲載