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【福岡麺本2021】古の製法を守りながら 新しい風も吹きこむ! 『大栄ラーメン』

『大栄ラーメン 上津店』

 

 

古の具材「カリカリ」と
新トッピングの融合!

 

 

久留米ラーメンの代表格の一つである「大栄ラーメン」。
言わずと知れた豚骨ラーメンの聖地・久留米で変わらずの存在感を放っている。

 

スープは、創業より継ぎ足し煮込み続け、旨味を重ねた豚骨100%の呼び戻し。スープは臭みがなく、脂を抑えた豚骨スープは女性ファンも多い。表面に浮かぶ豚の背油を揚げた通称「カリカリ」も古の久留米ラーメンの象徴的な具材である。自店で手作りの「カリカリ」の心地よい歯ざわり、香ばしさがいいアクセントになっている。

 

 

ラーメン(並)650円 写真は煮卵、ピリ辛メンマを追加トッピング、カリカリを増量した一杯。

 

 

大栄ラーメンは“直系”の豚骨専門店で、初代店主・大垣武敏さんから息子の敏久さんに引き継がれた。

幼い頃から、豚骨ラーメンに寄り添って育ち、職人としての父の背中も見てきた敏久さん。『久留米ラーメンの伝統、古の製法を守りながら、自分なりの新しい風も吹き込んでいきたい』と語る。

 

 

『大栄ラーメン 本店』

 

 

敏久さんはこの、古き良き“昭和ラーメン”を磨き上げながら、細麺を使用するなど趣向を変えた“令和ラーメン”も開発(2019年オープンの上津店で提供中)。

また、煮卵やピリ辛メンマなどニーズに応えた新トッピングもメニューに加えた。誰もが認める王道の久留米ラーメンに満足することなく、より高みを目指し、常に創作工夫を凝らしている。

 

 

山かけラーメン(並・770円)。山芋が麺にねっとりと絡み付く。

 

 

忘れてはならないのが、“大栄といえば”の名物サイドメニュー『大栄ホルモン 』と『大栄とん足 』。これも是非食べてもらいたい。先代時代から人気のホルモンは甘く濃厚な味付けで、白飯、ラーメンとも相性がバツグンだ。

 

西鉄久留米駅近くにある本店は、気軽な麺酒場としても重宝。壁には、ラーメンヒストリーを詳しく記した年表(久留米ラーメン会監修)が掲げられている。

歴史に思いを馳せながら、ホルモンと豚足で軽く一杯。そして、シメに絶品のラーメンを啜る。がっつり久留米のグルメに浸ってみてはいかがだろうか。

 

 

大栄とん足(390円)。塩、または酢醤油で。

 

大栄ホルモン(490円)

 

 

大栄ラーメン 本店

[所]福岡県久留米市東町30-25
[☎]0942-39-3977
[営]11:00~15:00、17:00~23:00(日曜~22:00)
[休]なし

 

大栄ラーメン 上津店

[所]福岡県久留米市藤光1-5-8
[☎]0942-65-7155
[営]11:00~21:00
[休]なし

掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

※お出かけの際は、新型コロナウィルス感染拡大防止に十分ご留意ください。

 

 

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