人気の裏に、あのグループあり!?　ジュンク堂書店の韓国文学ベスト5

2021年08月25日 公開

韓国人作家のエッセイなど、書店でも韓国文学が絶好調。1階入口に韓国コーナー（BTSコーナー）を設置している『ジュンク堂書店 福岡店』の担当者に売れ筋を聞いてみると…。「それならBTSのメンバーがおすすめするこの5冊がまさに売れ筋です！」。

｜アーミー必読！ BTSオススメ本｜

①『家にいるのに家に帰りたい』

BTSのビジュアル担当、最近はすっかり大人っぽくなったテテ（V）の愛読書。雨の音について『これからも、好きな音が増えるといいな。世界が大好きなものでいっぱいになるように。』と書いてあります。一つひとつのこぼれ落ちる言葉を、手繰り寄せるようにして大事に話すテテを思い出します。

②『花を見るように君を見る』

BTSの頭脳であり頼れるリーダー・しかしときどき破壊神のナムさん（RM）のおすすめ本です。福岡店ではロングセラーになっている、60年にわたり、毎日詩を書いてきた韓国の詩人の作品集。ストレートでロマンティックな作風は、RMの書く詩に通ずるところがあります。プレゼントとしてもよく売れています。

③『大丈夫じゃないのに　大丈夫なふりをした』

BTSのお母さんでありみんなの希望・J-HOPE（ホビ）がおすすめし、「メンバーのJINにおすすめしたい」とも言っていた作家です。いつも明るいホビですが、メンバーの中でも自己啓発書、特に心理に関する本を読んでいて、人間関係に気を使っていることがわかります。生きやすくなるヒントを探している人にもおすすめです。

④『私は私のままで生きることにした』

みんなの黄金マンネ・ジョングクが『ボンボヤージュ シーズン3』で自室にあったことから話題に。続編もともによく売れています。器用なジョングクですが、自分のやりたいことと、外から見えるイメージの間で揺れている印象も。彼がこの本を携えている場面はとても多く、人生の岐路において重要な本になっているのだと思います。

⑤『アーモンド』

RM、ホビ、シュガの愛読書。BTS一の努力家で、繊細なダンスの踊り手でもあるジミンちゃんの部屋にもこの本が置いてあったことで大きく話題となりました。「感情」がわからない少年、ユンジェのことを思うとき、ダンスを通しての「共感力」や「想像力」について話すジミンちゃんの姿が浮かんできます。

「7人全員がよく本を読み、各メンバーで読むスピードや好みが違うので、特設コーナーもいろんな本が並びます。リーダーのRM（ラップモンスター）はIQ148の天才で、古典もよく読んでいるようです。SNSをチェックして、最新の情報を入れるようにしています」と、担当の松岡さん。「最初はなんで売れているのかわからなかったんです(笑)。調べてみたらメンバーがSNSで発信していて、売れ行きが本当にスゴイです」。