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ネクストブレイクが期待される若手が集結した『Bittersand』など、7月初旬に観たい新作映画をチェック!!

【7月2日(金)公開】Bittersand

 かつて恋心を抱いていた女性との思いがけない再会をきっかけに、ある青年が高校時代の“事件”の真相に迫っていくミステリアスな物語。主人公・暁人役に「ウルトラマンタイガ」(’19)主演の井上祐貴、その悪友・井葉役に『花束みたいな恋をした』(’21)の萩原利久、ヒロイン・絵莉子役に「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリの木下彩音と、ネクストブレイクが期待される若手が集結。監督の杉岡知哉も本作がデビュー作となる。

 冴えないサラリーマン生活を送る25歳の暁人は、高校の同級生だった絵莉子と偶然再会する。しかし、彼女にとって暁人を含む過去は、忌まわしい“黒板事件”によって拒絶してきた思い出だった。暁人もその頃から前に進めていないことに気付き…。

 主題歌『ニヒルな月』を、ロックバンド・きのこ帝国の元ドラマーである西村“コン”が’19年に結成した新バンドのaddが手掛ける。

【福岡県での公開劇場】
イオンシネマ福岡
イオンシネマ大野城
イオンシネマ戸畑

 

【7月2日(金)公開】アジアの天使

『舟を編む』(’13)で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞した石井裕也が、全編韓国でロケを敢行した作品。妻を病気で亡くした小説家の剛は、兄を頼り8歳の息子を連れソウルへ渡る。しかし、そこには兄はおらず、言葉も通じない剛は途方に暮れてしまう。やがて兄と再開するが、あてにしていた仕事はなく、怪しげなコスメの輸入販売をすることに。手を組んでいた韓国人に裏切られ、全財産を失った兄弟は、ワカメビジネスに一筋の望みをかけて海沿いの街・江陵を目指す。その道中、元アイドルのソルと出会い、旅を共にする。

 大きな喪失感を抱えているからこそ、言葉や文化を超えて分かり合おうとする剛を、福岡出身の演技派・池松壮亮が熱く演じる。

【福岡県での公開劇場】
T・ジョイ博多
T・ジョイ久留米

 

【7月2日(金)公開】海辺の金魚

 本広克行監督の『ビューティフルドリーマー』(’20)で主演を務めた25歳の小川紗良が商業長編映画の監督デビューを果たし、脚本と編集まで担ったヒューマンドラマ。主演に小川未祐、主人公と心を通わせる少女をロケ地・鹿児島県阿久根市でのオーディションで選ばれた花田琉愛が演じる。 幼い頃から児童養護施設で暮らす花は18歳になり、翌春には施設を出る決まりだが将来の夢や希望がなにも見つかっていなかった。ある日、ぬいぐるみを抱えた少女が施設に入所してくる。花は彼女にかつての自分を重ね合わせ…。

 小川監督から直接アプローチされ、主題歌『あ、そ、か』を手掛けたのは元チャットモンチーの橋本絵莉子。ソロになって初めてバンド編成で制作された楽曲だ。

【福岡県での公開劇場】
T・ジョイ博多

 

【7月2日(金)公開】逃げた女

 世界的に注目を集める韓国映画の中でも、ひときわ特異な存在のホン・サンスの4作目。第70回ベルリン映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した本作では、主人公のガミを通して、愛や人間の本質を詩情豊かに描き出す。5年の結婚生活の中で一度も離れたことのなかった夫の出張中に、ガミはソウル郊外の3人の女友だちを訪ねる。行く先々で「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」という夫の言葉を繰り返す彼女。穏やかな友人たちとの会話に潜む本心と、それをかき乱す男が現れ、ガミの中で何かが変わっていく…。

 主演のキム・ミニは『正しい日 間違えた日』(’15)以降、ホン・サンス監督作品に出演を重ね、本作で7度目のタッグとなる。

【福岡県での公開劇場】
KBCシネマ1・2

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