“未来志向”で家を建てる。SDGsに取り組む『株式会社ホームランド』の家づくり

2021年06月24日 公開

1993年の創立からの施工実績は4000件以上。注文住宅の新築から、戸建て・マンションのリフォーム、ガーデニングまで、さまざまな住まいづくりを手がけている「株式会社ホームランド」。施主とのコミュニケーションを大切にした女性建築士たちがプランニングする、デザイン性と快適性を両立させる家づくりが定評です。

代表を務めるのは、江戸時代初期に建てられた古い家で、台風や大雨のたびに苦労していた経験から、安心・安全な住環境に興味を持ち、この世界へと足を踏み入れたという壇さん。

社のこだわりは、自然素材を用いた「年を重ねるほどに美しい『経年美』の家」。近年では、古き善きものを残し、未来へと受け継ぐ古民家再生やリノベーションにも力を入れています。

檀さんが追求する「愛着を持って長く住める家」は、環境にも優しくSDGsの理念にも通ずるといいます。

コンクリートより少ないものの、木造の建物を壊す際にはCO2が排出され、国内のCO2排出量の14％は家庭部門が占めているそう。建てる時も住むときも環境負荷が少なく、省エネにつながるものを選ぶように心がけているのだとか。

また、ホームランドが力を入れているのは、窓や外壁といった「外皮性能」を高めるための提案。そうしておくことで、8畳用のエアコンも2～3倍の性能を発揮するようになり、断熱材で屋根や床下からの熱気や冷気を防ぐことで、WHOが推奨する『家の中のどこにいても20℃』の実現に近づけるそう。

エネルギー需要やCO2排出を抑えられることはもちろん、住宅性能への投資が家族の健康にもつながり、年を重ねてからも不安なく住み続けることができる、SGDsの「気候変動に具体的な対策を」「住み続けられるまちづくりを」「つくる責任、つかう責任」につながる取り組みです。

「理想的な住環境をつくることが、世界の未来を変える可能性を持っている」と語ってくれた檀さん。ホームランドが提案するのは、いいものをつくってきちんと手入れをし、次世代まで受け継いでいく…、SDGsの理念にも通ずる「経年美」を感じられる家づくりです。